確かな技術を持ち、現場で活躍できる専門職業人の育成を教育目標に、広島国際大学大学院は臨床心理学専攻の博士前期課程を改組。 来春、日本の私立大学で初となる専門大学院「実践臨床心理学専攻」を開設します。これまでの修士課程と比べ、専門大学院は、どこか違うのか? 新専攻ではどんな学びを展開し、将来の可能性はどう広がるのか? 上里一郎学長に新専攻開設のポイントを話してもらいました。
臨床心理の現場では、子どもから高齢者まで幅広い世代の相談者への適切なカウンセリングや心理療法を施せる能力が求められます。そのため、新専攻の必修科目は実習・演習科目を中心とするほか、地域の医療施設や福祉施設、教育施設で行う長期間の学外実習も導入します。 貴重な現場体験を積む意味で特に効果的なのが、本学が広島市中区幟町で運営する施設「心理臨床センター」での実習体験です。年間約800人の相談者が訪れるこの施設では、臨床心理士の指導を受けながら、仕事の実際を肌で学べます。 また8名の専任教員は全員が臨床心理士の有資格者であり、実務経験が豊富なことも新専攻の良さ。高い実践力や応用力を発揮する土台となる理論学習も徹底させながら、臨床心理学の広範な領域をバランス良く修得できる環境を整えていきます。 新専攻では、従来の修士論文を課さないかわりに、事例研究論文を作成します。事例研究論文は、どんな実習体験を積み、どんな能力を身に付けたかを論文としてまとめたもので、学生たちの実践力や行動力の2年間の集大成となるものです。