
第10回広島県大学フォーラム(中国新聞社主催)がこのほど、広島市中区の中国新聞ビルで開催された。第1部は前放送大学学園理事長の御手洗康氏、第2部は湯崎英彦広島県知事が講演した。第3部の分科会では今日の就職事情を踏まえ、オタフクソース(西区)の佐々木茂喜社長と就面(福岡市)の松田剛次代表が講演。県内20大学・短大の関係者64人が参加し、熱心に耳を傾けた。

わが国の18歳人口は1992年をピークに減少の一途をたどっている。2020年頃までは現状の120万人前後で推移するが、それ以降は再び減少に転じると予測されており、今のうちに有効な対策を打つことが肝要だ。

「広島に生まれ、育ち、住み、働いて良かったと心から思える広島県の実現」を基本理念とし、今後10年間の取り組みの方向や戦略を示した「ひろしま未来チャレンジビジョン」を2010年10月に策定した。
おおむね10年後を展望した場合、踏まえるべき重要な変化としては、人口減少・少子高齢化と経済活動におけるグローバル化の更なる進展が挙げられる。

広島市横川町で1922年に創業し、50年にソースの製造販売を始めた。ソースメーカーとしては後発で、市場の開拓は困難を極めたが、戦後、焼け野原にできた屋台に直接売り込んでキャッチボールをするうち、現在の主力商品「お好みソース」が出来上がった。
調味料は地域性が強いという特性があるが、当社のソースは全国的に普及している点が特徴的だ。

広島県内の大学、短大、高専、専修学校卒業予定者の過去3年間の就職内定率は、2009年が90.4%、10年が88.4%だった。11年は88.8%とわずかに持ち直したが、減少傾向にある。県は経済界や学校と協力して「広島労働局新卒者就職応援本部」を設立し、未内定者を支援する活動に積極的に取り組んでいるが、注目すべきは毎年千人を超す未内定者数だ。

広島県大学フォーラムは、地域・企業と連携して大学改革に取り組む機会として、これまで10回を重ねてこられており、関係各位のご尽力に敬意を表します。3月に発生した東日本大震災によって多くの尊い命が失われ、7カ月以上が経過した今も、大震災の爪痕は深く刻まれたままです。