総出の整備実らず 両チーム「好プレーで恩返し」 '06/7/25

 尾道―広島商は二日続けて雨天中止となった。正午の開始予定を三時間遅らせ、早朝から大会役員らが総出でグラウンド整備を行った。試合前の両校のシートノックを終えるところまではこぎつけたが、皮肉にもそこから雨が強まった。

 雨が上がる予報だったが、グラウンド状態は最悪。大会本部は「試合開始がいつになるか分からない。選手の健康上、あまり長く待たせるわけにはいかない」と中止を決定した。

 今大会は悪天候が続き広島市民球場で予定していた決勝は、当初日程より三日遅れることになった。決勝予定の二十八日は、広島東洋カープの公式戦と重なるため、現時点では尾道市のしまなみ球場に変更せざるを得なくなった。県高野連の山田剛司理事長は「役員や審判、補助の生徒たちの努力には感謝したい。市民球場で決勝をやらせてやりたいが…」と苦渋の表情を浮かべた。

 二日連続の順延にも選手たちに動揺はなかった。「あれだけ降れば、中止は正解でしょう。お互いにベストの状態で戦えれば」と広島商の迫田守昭監督。尾道の北須賀俊彰監督は「われわれよりも大会役員の方々のご苦労の方が大きい。好プレーで恩返ししたい」と健闘を誓った。(森下敬)

【写真説明】2日連続で中止となり、広島市民球場から引き揚げる尾道ナイン


MenuTopBackNextLast