赤ヘル一転音なし/出鼻に被弾、山内3敗

'98/5/31

広島―巨人9回戦(巨人5勝4敗、6時21分、広島、二万八千)


巨 人200000000―2
カープ000000000―0
▽勝 斎藤雅9試合5勝4敗
▽敗 山内8試合1勝3敗
▽本塁打 清原9号(2)(山内)

●…広島の先発山内は、出足で安打と二盗などで二死三塁とされ た後、清原に左へ先制の2ランを浴びた。初球の真ん中速球は、失 投というしかない。五回には一死一、三塁のピンチを招いて降板。 ここを玉木重がしのぐと、以後も横山らの好投で無難にまとめた。

打線は、両サイド低めに多彩な変化球を操る斎藤雅に、八回まで はわずかに2安打。得点圏に走者を出したのは九回だった。野村の 二塁打とペレスの安打で一死一、三塁。この好機も前田の二ゴロ併 殺打で落とし、中日4回戦(4月24日)の山本昌以来、今季二度目 の完封負けを喫した。(中村忠)

【写真説明】一回表、二死三塁、清原に3試合連続となる先制の9号ホーマーを打たれ、マウンドで肩を落とす先発の山内

▽不用意な配球ミス防げ

二度あることは三度あるという。しかし、同じ失敗を三度も繰り 返されたら、たまらない。しかも、それが敗戦に直結しては何をか 言わんやである。

一回、山内が清原に浴びた決勝2ランである。3試合連続のアー チで、いずれも初球を完ぺきに捕らえられた。二十九日のミンチー は「不用意」、三十日の加藤は「中途半端」とコメントした。さて 山内は?

問題の初球。捕手の瀬戸は内角に構えた。おそらく内角へのボー ル球を要求したのだろう。しかし、打たれたのは真ん中の甘い直 球。痛恨のコントロールミスだ。山内を攻めるのはたやすい。しか し、2連敗中で、不安いっぱいの立ち上がりだったのも確かだ。

横浜、巨人との6連戦で広島投手陣が浴びた本塁打は9本。その うち、実に8本が初球だった。バッテリーは試合前のミーティング で初球の入り方をしっかり頭に入れていたはず。瀬戸にどうなって るの、と聞きたくなる。

捕手のリードに正解はないという。結果がすべての難しいポジシ ョンだ。針のむしろのような女房役を今、任せられるのは瀬戸しか いない。チームの合言葉「己を信じて」を胸に投手陣を引っ張り、 1・5ゲーム差に4チームがひしめく首位争いとなった六月戦線を リードしてほしい。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第9節終了・31日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)広 島 44 25 19  0 .568  −
(2)中 日 42 23 19  0 .548  1.0
(3)横 浜 41 22 19  0 .537  0.5
(4)巨 人 45 24 21  0 .533  0.0
(5)阪 神 42 18 24  0 .429  4.5
(6)ヤクル 42 16 26  0 .381  2.0


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