広島―ヤクルト11回戦(広島7勝4敗、2時、福島、二万六千)
ヤクル100010000―2 カープ000010000―1
●…広島は18のアウトが飛球。淡白な攻めで1点に終わり、ヤク ルトに連敗した。
一回は一死二、三塁から古田の遊ゴロ、五回は池山の左越え本塁 打で2点をリードされたが、後半は広島が押し気味だった。
五回、先頭の金本が四球。緒方の左前打をホージーが後逸する間 に、金本が生還。緒方も二進した。続く瀬戸のバントは捕手の前で 止まり、緒方が三塁で刺されて逸機。七回は金本、緒方の連打で一 死一、三塁としたが、浅井、高の代打陣は三飛と左飛に倒れ、追い つけなかった。
先発の加藤はシュートを軸に好投。七回に降板するまでヤクルト を2点に抑えたが、打線が工夫のない攻めで伊藤を攻略できなかっ た。(天野)
【写真説明】七回裏、広島一死一、三塁、代打浅井は三飛に倒れる。捕手古田
ヤクルト・伊藤の前にタイムリーエラーによる1点だけ。1―2 と点差はわずかだったが、内容は完敗。打線に声を大にして言いた い。どうした?
湿った打線に再び火を入れようと、ベンチは手を打っていた。追 い込まれたらなかなか打てない。第1ストライク、速球に狙いを絞 って打て、だったはず。立ち上がり、初球の直球を打った野村から 六番の緒方まで伊藤が投じた球数は10球。見逃しのストライクは2 球。早打ちから見てベンチの指示は明らかだった。
ところがである。記者の後ろにいた広島スコアラーの口から漏れ たのは「あー」「うー」。打ち損じも多く、打者の打ちたい気持ち が空回りした。四回、相手のミスで1点を奪い、なおも無死二塁。 しかし、バントで送れず、せっかくの好機をミスミス返上した。
ため息の極めつきは七回だった。連打で得た一死一、三塁で起用 された代打・浅井への初球は外角高めの直球でストライク。犠飛に はおあつらえの球に見えたが、簡単に見逃した。結果は遊飛。ベン チの指示はどうだったのか?
連敗で四月十八日以来、守ってきた首位の座も風前のともしび だ。投手陣が前評判以上に頑張っているとはいえ、打って勝つが広 島の基本。打線は水もの、とは言っておれない。 (時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第10節終了・7日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)広 島 48 27 21 0 .563 ― (2)巨 人 51 28 23 0 .549 0.5 (3)中 日 47 25 22 0 .532 1.0 (4)横 浜 46 23 23 0 .500 1.5 (5)阪 神 46 20 26 0 .435 3.0 (6)ヤクル 46 19 27 0 .413 1.0



