広島―中日9回戦(中日5勝4敗、6時20分、広島、一万三千)
中 日000001300―4 カープ000200001―3
●…広島は終盤、ゴメスに逆転3ランを喫して惜敗、4月18日以 来、守り続けた首位の座を明け渡した。
広島の先発ミンチーは五回までを散発3安打と見事な内容だった が、後半は球道にややブレが出た。六回には安打を挟む2四球の無 死満塁から犠飛で1点差。七回には2安打の二死一、二塁でゴメス に左へ一発を浴びて逆転された。
打線は四回、緒方の左越え2ランで先手を取ったが、以後は八回 まで山本昌の豊富な変化球と巧みな技に2安打。ようやく九回、宣 から江藤の一発で1点差とし、以後も二死一、三塁と展開したが、 追い上げもここまでだった。(中村忠)
【写真説明】七回表、中日二死一、二塁、ゴメスに逆転3ランを浴び、マウンド上で打球の行方を見つめるミンチー
九回に飛び出した江藤の一発。1点差に追い上げるアーチは角 度、飛距離ともそれはそれは見事だった。だが、結局は勝利に結び つかないあだ花。梅雨入りした打線の重症ぶりを際だたせただけだ った。
とにかく打てない。連打が出ない。タイムリーが出ない。四回、 数少ない打撃好調組の金本の三塁打と緒方の2ランでやっと先制し た。ところが安打が続いたのはここだけ。こうなると先発ミンチー の頑張りに期待するしかない。
初めての梅雨で体調維持が心配される中、粘りは相変わらずだっ た。六回の無死満塁を犠飛の1点で切り抜けたのは見事の一言。七 回の一死一、二塁も山崎をチェンジアップで三振。しかし、ゴメス に同じチェンジアップを逆転3ランされた。最高の投球を見せた直 後に最悪の結果を突きつけられたミンチー。勝負事は非情だ。
それでも、結果から見れば投手交代の遅れは否めない。ミンチー の球数は六回で100球を超えており、打線の爆発が期待薄の中で ベンチも継投の機会をうかがっていたはず。ベンチは悔いが残った に違いない。
十日は「時の記念日」。「時の流れに身をまかせて」という歌が あるが、ないないづくしの悪い流れは早く断ち切らないと大変なこ とになる。
◎セ・リーグ勝敗表(第11節・10日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)巨 人 52 29 23 0 .558 − (2)広 島 49 27 22 0 .551 0.5 (3)中 日 48 26 22 0 .542 0.5 (4)横 浜 47 24 23 0 .511 1.5 (5)阪 神 47 20 27 0 .426 4.0 (6)ヤクル 47 19 28 0 .404 1.0



