53日ぶり 首位転落

'98/6/10

広島―中日9回戦(中日5勝4敗、6時20分、広島、一万三千)


中 日000001300―4
カープ000200001―3
▽勝 山本昌10試合2勝5敗 
▽S 宣17試合2勝11S   
▽敗 ミンチー13試合5勝5敗
▽本塁打 緒方7号(2)(山本昌)ゴメス9号(3)(ミンチー)江藤9 号(1)(宣)

●…広島は終盤、ゴメスに逆転3ランを喫して惜敗、4月18日以 来、守り続けた首位の座を明け渡した。

広島の先発ミンチーは五回までを散発3安打と見事な内容だった が、後半は球道にややブレが出た。六回には安打を挟む2四球の無 死満塁から犠飛で1点差。七回には2安打の二死一、二塁でゴメス に左へ一発を浴びて逆転された。

打線は四回、緒方の左越え2ランで先手を取ったが、以後は八回 まで山本昌の豊富な変化球と巧みな技に2安打。ようやく九回、宣 から江藤の一発で1点差とし、以後も二死一、三塁と展開したが、 追い上げもここまでだった。(中村忠)

【写真説明】七回表、中日二死一、二塁、ゴメスに逆転3ランを浴び、マウンド上で打球の行方を見つめるミンチー

▽ないない尽くし断て

九回に飛び出した江藤の一発。1点差に追い上げるアーチは角 度、飛距離ともそれはそれは見事だった。だが、結局は勝利に結び つかないあだ花。梅雨入りした打線の重症ぶりを際だたせただけだ った。

とにかく打てない。連打が出ない。タイムリーが出ない。四回、 数少ない打撃好調組の金本の三塁打と緒方の2ランでやっと先制し た。ところが安打が続いたのはここだけ。こうなると先発ミンチー の頑張りに期待するしかない。

初めての梅雨で体調維持が心配される中、粘りは相変わらずだっ た。六回の無死満塁を犠飛の1点で切り抜けたのは見事の一言。七 回の一死一、二塁も山崎をチェンジアップで三振。しかし、ゴメス に同じチェンジアップを逆転3ランされた。最高の投球を見せた直 後に最悪の結果を突きつけられたミンチー。勝負事は非情だ。

それでも、結果から見れば投手交代の遅れは否めない。ミンチー の球数は六回で100球を超えており、打線の爆発が期待薄の中で ベンチも継投の機会をうかがっていたはず。ベンチは悔いが残った に違いない。

十日は「時の記念日」。「時の流れに身をまかせて」という歌が あるが、ないないづくしの悪い流れは早く断ち切らないと大変なこ とになる。

◎セ・リーグ勝敗表(第11節・10日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)巨 人 52 29 23  0 .558  −
(2)広 島 49 27 22  0 .551  0.5
(3)中 日 48 26 22  0 .542  0.5
(4)横 浜 47 24 23  0 .511  1.5
(5)阪 神 47 20 27  0 .426  4.0
(6)ヤクル 47 19 28  0 .404  1.0


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