小林幹、十回痛恨の被弾 3位に後退

'98/6/11

広島―中日10回戦(中日6勝4敗、6時、倉敷、一万五千)


中 日0000005002―7
カープ0200101100―5
(延長十回)
▽勝 佐藤康5試合1勝    
▽S 宣18試合2勝12S    
▽敗 小林幹25試合5勝3敗4S
▽本塁打 緒方8号(1)(落合)山崎8号(2)(小林幹)

●…延長十回、広島は小林幹が先頭打者に四球、山崎に直球を左 翼席上段へ運ばれ万事休す。今季三度目の4連敗で3位に転落し た。

中盤までは広島ペースだった。二回、佐々岡の中前適時打で2点 を先制し、五回にも金本の右前適時打で加点。逃げ切りの継投に入 った七回、中継ぎ投手陣の大乱調で投打の歯車が狂った。玉木重、 富岡が5安打で5点を献上。打線は粘りを発揮し、八回に緒方の一 発で追いつき、なおも一死一、三塁としたが、あと一本を欠いた。

三年ぶりに先発した佐々岡は緩急を使った投球で六回を無失点。 先発にメドをつけた。(木村雅)

【写真説明】十回表、中日無死一塁、山崎(手前)に勝ち越しの2ランを浴び、ぼう然と打球の行方を見る小林幹

▽らしさ欠く最悪の結果

三年ぶりに先発に復帰した佐々岡が合格点の投球内容。それだけ 見れば万々歳だが、そう手放しで言えないところが何とも寂しい。

久々にきれいなマウンドに上がった佐々岡は別人だった? スト ライクが先行し、余裕たっぷり。抑え役での自信のなさはすっかり 消えていた。よみがえった先発に、野球はつくづく精神面のウエー トが高いスポーツだと再確認した。

ところがである。六回のピンチを切り抜けた佐々岡をご苦労さ ん、と七回から救援した玉木重がまた別人だった。抑えなくてはと 気持ちに余裕がなく、バント処理でダブルミスを演じるなど独り相 撲。右の代打南渕に左腕の東瀬に代えて富岡をぶつける奇策? も 実らず一気に逆転された。

前夜はミンチーを続投させ、この夜は継投策に出てともに裏目に 出た。まさに魔の七回。しかし、守りを固める手はなかったか。軽 くさばこうとしたペレスの記録に表れないミスである。とにかく打 球を止める、との姿勢がなかった。

同点の八回一死一、三塁の攻めも疑問符がく。野村はカウント0 ―3から外のボール気味の球を腰が引けたスイングで打って中飛。 勝ち越し機を逃したのが響き、最後は新ストッパー小林幹が打ち込 まれて敗戦。広島らしさのない最悪の結末に言葉も出ない。 (時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第11節・11日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)巨 人 53 30 23  0 .566  ―
(2)中 日 49 27 22  0 .551  1.0
(3)広 島 50 27 23  0 .540  0.5
(4)横 浜 48 25 23  0 .521  1.0
(5)阪 神 48 20 28  0 .417  5.0
(6)ヤクル 48 19 29  0 .396  1.0


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