浮かぬコイ 連夜の投壊

'98/6/18

ヤクルト―広島14回戦(7勝7敗、6時20分、神宮、二万)


カープ020001000―3
ヤクル00011012×―5
▽勝 山本6試合1勝
▽S 高津21試合2勝3敗3S
▽敗 東瀬10試合1敗
▽本塁打 池山10号(2)(山内)

●…広島は継投に失敗し、打線も毎回の16三振を奪われてヤクル トに逆転負け。同一カード3連戦全敗は今季初で、ヤクルト戦は7 連敗となった。

同点の八回、広島の球援陣が捕まった。二番手の東瀬が先頭の稲 葉に一、二塁間を破られ、降板。後を継いだ山内は、池山に左翼席 に打ち込まれて決勝点を奪われた。カウントが2―0だっただけに 不用意な投球だった。

先行したのは広島。二回二死から2四球を選び、加藤が右前に落 として先制。野村も中前に弾き返して2点目。追いつかれた直後の 六回には金本、町田の長短打でリードした。シュートを軸にした先 発の加藤は、7回で3失点とまずまずの内容だったが、打線がボー ル球に手を出して追加点が取れなかったのが響いた。(天野)

【写真説明】二回表、広島二死一、二塁、加藤が右前に先制の適時打を放つ

▽神宮での連敗 早く断て

またも黒星である。神宮では昨季から実に9連敗である。広島の スコアブックが汚れっ放しというばかりではない。左翼スタンドに 詰めかけたファンは通夜の客のような心境から解放されることなく 終わった。

この試合、責任の一人は山内である。横一線の無死一塁の局面 で、救援した途端の一発だった。カウント2―0からの速球は内角 寄り高め球。何で勝負を急ぐ必要があったのか。まして相手の池山 は前夜に満塁本塁打の離れ業をやったばかり。より神経を使うべき だった。

打線にも問題があった。相手の石井一は最高球速が150キロで、 緩急差もあった。加えて荒れ球とくるからこなすに厄介なことは知 れた。でも、7回で12三振はどう見てもひどい。理由は何か。各打 者の選球眼の粗さということになる。明らかなボール球、それも高 い、低いにかかわりなく、まるで投げりゃ食いつくダボハゼといっ た打法であったからこそ、三振満載の結果にもなった。これでは相 手の気持ちが弾まないわけもなかった。

神宮で9連敗ともなれば、苦手といった意識が芽生えて当然だろ うが、そんなものを後生大事に抱えていては、終局の目標達成は絵 に描いたモチ、といったことにもなる。ここはベンチ、選手とも吟 味して出直しを図るほかない。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第12節・18日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)中 日 54 30 24  0 .556  −
(2)横 浜 53 29 24  0 .547  0.5
(3)巨 人 59 32 27  0 .542  0.0
(4)広 島 54 28 26  0 .519  1.5
(5)ヤクル 54 24 30  0 .444  4.0
(6)阪 神 52 20 32  0 .385  3.0


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