守りのミス重ね 5連敗で貯金ゼロ

'98/6/21

広島―横浜13回戦(横浜7勝6敗、1時、函館、一万八千)


横 浜330100000―7 
カープ003001000―4 
▽勝 戸叶11試合2勝5敗   
▽S 佐々木21試合20S    
▽敗 ミンチー15試合5勝6敗 
▽本塁打 江藤11号(3)(戸叶) 

●…広島は失点に結びつく守りのミスを重ねて、今季二度目の5 連敗。貯金はゼロになった。

一回から大きなミスが飛び出した。石井琢、波留の連打の後、鈴 木尚にも左前打。金本が打球を後逸して二者生還。三進した鈴木尚 にも、ローズの中前打で3点目のホームを許した。二回は、2安打 の後、江藤と正田の悪送球で3点を追加された。3点差とした後の 四回は捕逸が絡んでリードを広げられた。

7失点で自責点は0。先発のミンチーも球の切れがなかったが、 集中力を欠いた守りが傷口を広げた。

打線は三回に江藤が左中間へ3ランを放って追い上げたが、相変 わらずつながりが悪い。六回の無死満塁は犠飛の1点だけ。一回一 死一、二塁、八回無死一、二塁も生かせなかった。(天野)

【写真説明】一回表、横浜無死一、二塁、鈴木尚の左前打を金本が後逸し、走者二人が生還  遠回表、横浜一死一、二塁、波留の三ゴロを江藤が二塁の正田悪送球し、0−5とされる。走者は石井琢

▽選手の起用法にも疑問

点の取られ方にいいも悪いもないが、四回までの7失点は金本、 江藤、正田のタイムリーエラーに瀬戸の捕逸が絡んだもの。投手の 自責点はゼロで、まさに悪夢である。

点の取り方も最悪だった。八回まで五度も得点圏に走者を置きな がら、江藤の3ランと犠飛の計4点。お粗末な攻めの背景には走塁 ミスがある。三回は3連打したものの、二塁走者の正田が本塁で憤 死。無死、点差を考えれば走者をためるべきだ。六回は二死一、二 塁から木村が三盗に失敗した。打者は野村。チームリーダーに任せ ていい場面だった。

選手の判断に任せるのでなく、ベンチが的確な指示を出すべきだ ったと指摘されても仕方がない。

疑問は他にもある。九回の玉木重投入だ。中継ぎエースの横山が 戦列を離れた後、1勝9敗。横山の代役の登板過多は避けたいとこ ろなのに、である。六回無死満塁での代打笘篠もそうだ。投手は右 の戸叶に代わる左の阿波野。前日、プロ初スタメン、初打席でヒッ トを打って2安打を放つなど勢いのあるケサダを起用する手はなか ったか。

結果論と言われるのは重々承知している。故障者続出の誤算は同 情もできるが、現状を打開しようとする手だてが見えないのは何よ り面白くない。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第12節終了・21日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)中 日 55 31 24  0 .564   
(1)横 浜 55 31 24  0 .564  0.0
(3)巨 人 60 32 28  0 .533  1.5
(4)広 島 56 28 28  0 .500  2.0
(5)ヤクル 55 24 31  0 .436  3.5
(6)阪 神 53 21 32  0 .396  2.0


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