中日―広島13回戦(中日7勝6敗、6時、ナゴヤドーム、四万五 百)
カープ110200202―8 中 日000000000―0
●…広島が序盤から効率よく得点を重ねた。一回、野村、前田の 短長打で先制すると、二回にも紀藤が中前適時打。さらに四回には 四球を足場に瀬戸、紀藤の長短打で2点を加点し、野口をKOし た。
自らのバットで2適時打を放って、紀藤のマウンドは弾んだ。直 球を見せ球に、いつもより変化球を多めにしたピッチング。最大の ポイントになった四回一死二、三塁のピンチでは、益田の中飛を取 った木村が三塁走者を本塁で刺殺する好返球で切り抜けた。
中盤までで流れを引き込んだ広島は、七回に江藤が2ラン、九回 にも2点を追加し、楽々と逃げ切った。
紀藤は昨年五月二十二日のヤクルト戦以来の完封勝ち。(永山)
【写真説明】中日打線を6安打に抑え、昨年5月以来の完封で今季2勝目を挙げた紀藤
久しぶりに気持ちのいい勝ち方を見せてもらった。紀藤が約一年 ぶりの完封勝ち。打線も前田が先制打、江藤が中押し2ラン、金本 がだめ押し打。守っても2併殺。攻守がかみ合った勝利に満点をつ けたい。
失礼ながら、試合前はこんな展開になるとは思いもしなかった。 なにせ、中日の先発野口には三度の対戦で2敗(1勝)を喫し、得 点がわずか3。ところが、野口が不調だったとはいえ、4点を奪っ て四回途中KO。こんな番狂わせは何度でも味わいたい。
何よりうれしかったのは、バットでも2打点した紀藤のワンマン ショーを演出したわき役の一人が木村だったからだ。今季初の先発 出場。試合前の練習では、三本指で猛打賞(3安打)を狙うしぐさ を見せるなど張り切っていた。
残念ながら1安打に終わったが足で、肩で見せた。四回、四球で 出塁して二盗。直後の瀬戸の適時三塁打を呼び込む果敢なヘッドス ライディングだった。四回一死二、三塁では益田の詰まった飛球を 好捕し、ストライクの返球。ここでも好ブロックの瀬戸との見事な タッグで、三塁走者を本塁で殺した。
木村を筆頭にナイン一人ひとりが、持ち味を出して久々のカード 勝ち越し。三十日からの首位・横浜との3連戦が楽しみだ。 (時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第13節終了・28日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 59 34 25 0 .576 − (2)巨 人 65 36 29 0 .554 1.0 (3)中 日 61 33 28 0 .541 1.0 (4)広 島 62 30 32 0 .484 3.5 (5)ヤクル 60 26 34 0 .433 3.0 (6)阪 神 59 24 35 0 .407 1.5



