横浜―広島14回戦(横浜8勝6敗、6時、横浜、二万五千)
カープ000250210―10 横 浜00200380×―13
●…両チーム合わせて8本塁打の乱戦。広島はいったん5点をリ ードしながら、投手陣が横浜打線を抑え切れず、逆転負けした。こ のカード3連敗。
4点差の七回二死無走者からひっくり返された。つまずきの始ま りは、二番手の玉木重が鈴木尚に与えた四球。ローズの適時二塁打 で田中と交代。駒田の四球の後、佐伯に右翼席に運ばれて追いつか れた。さらに代わった山内が谷繁を歩かせた直後、進藤に勝ち越し の2ラン。石井琢にもだめ押しの2点本塁打を浴びた。
広島は江藤の満塁を含む3打席連続本塁打、8打点の活躍で、試 合の主導権を握りかけたが、相変わらず投手陣が乱調。四球を出し てはカウントを取りに行く甘い球を狙われた。
横浜の佐々木は22試合連続セーブポイントの日本新をマークし た。(天野)
【写真説明】五回表、広島無死満塁、江藤が左翼席に2打席連続の本塁打を放ち、佐々岡Qらに迎えられる
まさに悪い夢を見ているようだった。パソコンのキーボードをた たく指が鉛のように重たかった。
江藤が2試合連続、しかも3打席連続の本塁打で8打点。眠って いた四番打者が豪快に目覚め、佐々岡が先発転向後、初勝利。力強 い梅雨明け宣言で「七月反攻だ」という中盤までのシナリオは、絵 に描いたもちだった。
野球は九回二死から、とよく言われる。この夜に限っては七回二 死からだった。玉木重、田中、山内のリリーフ陣が3本塁打を含め 5長短打を喫して大量8失点。ボールが先行し、高めの甘い球をフ リー打撃練習のように完ぺきに捕らえられ、火だるまになった。
大逆転負け。そのうえ、横浜・佐々木の22試合連続セーブポイン トの日本新記録達成の引き立て役になったかっこうだ。今夜の敗戦 は痛い。だれよりもベンチ、ナインがその重みを分かっているに違 いない。
投手と野手の信頼感が壊れるのが何より怖い。しかし、二発を浴 びて負け投手になった山内も手をこまねいている訳ではない。走り 込み、遠投など不調脱出のため懸命に取り組んでいる。結果が出な いもどかしさ。そのまっただ中にいるはずだ。
江藤は連日の特打ちで復調した。とにかく、明日を信じてやるし かない。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第14節・30日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 60 35 25 0 .583 − (2)巨 人 66 36 30 0 .545 2.0 (3)中 日 62 33 29 0 .532 1.0 (4)広 島 63 30 33 0 .476 3.5 (5)ヤクル 61 27 34 0 .443 2.0 (6)阪 神 60 25 35 0 .417 1.5



