ミンチー完封 町田だめ押し満塁弾

'98/7/1

横浜―広島15回戦(横浜8勝7敗、6時、横浜、二万六千)


カープ003002411―11
横 浜000000000―0
▽勝 ミンチー17試合7勝6敗
▽敗 三浦13試合7勝4敗
▽本塁打 町田1号(4)(関口)野村7号(1)(関口)江藤16号(1)( 西)

●…広島は、3本塁打を含む12安打で11点を奪い、ミンチーの好 投で横浜に快勝。このカードの連敗を3で止めた。

打線がうまくつながり、横浜の三浦を攻略した。三回、先頭のミ ンチーが四球を選び、正田の右前打などで二死一、三塁。江藤の左 中間二塁打で二者が生還し先制。金本も右中間に二塁打を放ち3点 目。六回は金本、木村の短長打などで加点し、七回には代わった関 口から代打、町田が満塁本塁打を放ってリードを広げた。

ミンチーは直球とカーブを主体に緩急をつけ、丹念に低めをつく 投球。14の内野ゴロを打たせ、六回の無死満塁も鈴木尚を三振、ロ ーズを遊ゴロ併殺で切り抜け、完封した。(天野)

【写真説明】七回表、広島二死、町田が左越えに満塁アーチを放ち、笑顔で三塁を回る(左)
二度目の完封勝利で7勝目を挙げたミンチー(右)

▽「腹八分目」いいお手本

その昔、「神様、仏様、稲尾様」という言葉があった。そこまで 言うか。比べるのがおこがましい。そうしかられるのを承知で「ミ ンチー様」と呼びたい。

何しろ、前夜あれほど打ちまくった横浜打線を零封したのだか ら。3併殺のバック、大爆発した打線の援護もあったが、勝利の流 れを作ったのはリズム感あふれるマウンドだった。

長身で角度があるとはいえ、最高球速は140キロ足らず。何で打 てないのか、横浜の打者は頭の中がパニックになったのでは。低め を丁寧につき、左右を投げ分け、的を絞らせない。しかも、投球の テンポが実に小気味いい。言い換えれば「腹八分目投球」。力みが ない分、腕が振れる。だから打者の手元での球の伸び、切れが増し ている。

投球内容以上にすごいのが中四日での登板。この試合が実に17試 合目で、チームの試合数が64だから三分の一弱になる。まさに投手 陣の大黒柱である。初めての日本の梅雨をものともしないそのタフ さは、ハングリー精神から来ているのだろう。もうひとつ結果が出 せないでいる先発、中継ぎ投手陣にとってはいいお手本である。

最悪の試合から一転、最高の試合。やればできるじゃないか。ゲ ームは全力投球、マウンドでは腹八分目投球。これでいこう。(時 永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第14節・1日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 61 35 26  0 .574  −
(2)中 日 63 34 29  0 .540  2.0
(3)巨 人 67 36 31  0 .537  0.0
(4)広 島 64 31 33  0 .484  3.5
(5)ヤクル 62 28 34  0 .452  2.0
(6)阪 神 61 25 36  0 .410  2.5


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