横浜―広島16回戦(8勝8敗、6時、横浜、二万四千)
カープ000002130―6 横 浜011100020―5
●…広島は八回、横浜の連続失策でラッキーな勝ち越し点を奪 い、逆転勝ち。約一カ月ぶりの連勝を飾った。
この回、ペレス、木村の連打などで二死一、二塁。代打、高の遊 ゴロを石井琢がトンネルして勝ち越し。野村の一ゴロもベースカバ ーに入った島田の落球を誘って2点目。正田の左前打で突き放し た。八回から登板の小林幹は2点を失い、九回も二死満塁と迫られ たが、何とかしのいだ。
広島は前半、3点を先行されたが、六回に木村の二塁打などで2 点。七回には正田の左前打で追いついて、流れを引き寄せ、逆転に 結び付けた。(天野)
【写真説明】七回表、広島一死二塁、正田が左翼線に同点適時打を放つ
小林幹を中心にマウンドでハイタッチをするナイン。もがき苦し んでつかんだ勝利ほど喜びも格別という。ナインの笑顔を見ながら そう実感した。
3点リードで八回から投入した小林幹が2ランを浴びて1点差。 九回には3四死球で二死満塁の絶体絶命のピンチを招いた。投げる 小林幹、受ける瀬戸のバッテリー。できることならやめた、とグラ ウンドから逃げ出したい心境だったかもしれない。
野村が、正田が、江藤が。何度もマウンドに駆け寄り、バッテリ ーに言葉をかけた。最後は三村監督も足を運んだ。ナイン、そして ベンチの信頼が、窮地に追い込まれていたバッテリーを後押しした はずだ。
チームが一体となってつかんだ勝利は、一カ月ぶりの連勝となっ て結実した。新ストッパー小林幹につなぐ「新勝利の方程式」がや っと完成した。生みの苦しみが大きければ大きいほど、できあがっ たものは強固なものに違いない。
五、六月の低迷期にピリオドを打ち、七月反攻へ最高のスタート を切った広島。体力的に厳しくなる夏場に向けて、何よりの収穫が あった。勝利に向けてナインの気持ちが一つになったことだ。
ターニングポイントになった試合。そう言えるようにしたい。 (時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第14節・2日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 62 35 27 0 .565 − (2)中 日 64 35 29 0 .547 1.0 (3)巨 人 68 37 31 0 .544 0.0 (4)広 島 65 32 33 0 .492 3.5 (5)ヤクル 63 28 35 0 .444 3.0 (6)阪 神 62 25 37 0 .403 2.5



