赤ヘル七夕かざる

'98/7/7

巨人―広島13回戦(巨人8勝5敗、1時1分、札幌、二万五千)


カープ214000003―10
巨 人012010010―5
▽勝 ミンチー18試合8勝6敗
▽S 小林幹31試合6勝3敗7S
▽敗 桑田14試合6勝3敗
▽本塁打 前田13号(2)(桑田)清原13号(1)(ミンチー)浅井2号(3) (桑田)高橋10号(1)(ミンチー)

●…広島は序盤に巨人の桑田を攻略し、11安打で10を奪って3連 勝。十七日ぶりに貯金1とした。

立ち上がりから桑田の甘い球を逃さず、積極的に攻めた。一回、 四球の野村をバントで送り、前田が右翼場外に先制2ラン。二回は ミンチーの適時内野安打で加点。三回は正田、前田の短長打で無死 二、三塁と好機を築き、浅井の右越えに3ランなどでリードを広げ て主導権を握った。

2点差に追い上げられた九回には浅井、町田の連続適時打でだめ を押した。

先発のミンチーはやや制球に苦しみ、2本塁打などで5失点。八 回二死二塁で救援した小林幹が、見事な投球で後続を断った。

ミンチーは最多勝争いトップタイの8勝目。(天野)

【写真説明】(上)一回表、広島一死二塁、右翼場外に先制2ランを放ち、ナインの祝福を受ける前田堰@(下)三回表、広島無死二、三塁浅井ガ右越えに3ランを放ち、7−1とリードする。投手桑田

▽効率良く得点できた

札幌に来ると嫌でも思い出さずにはいられない。広島の選手はな おさらのことだろう。一昨年の出来事である。首位を走り続ける広 島は、9連勝の勢いのさ中にあって、3位巨人に11ゲームの大差を つけて乗り込んだ。ここでの2連戦で思わぬ連敗に出会い、ここか らシーズンの流れが変わり、結局は巨人のメイクドラマを仕立てる ことになったのである。

これほど嫌な思い出を断ち切る即効薬は序盤で流れを引き込む、 これよりなかったろう。ことはベンチの注文通り。いきなり出た前 田の2ランがそれだし、浅井の3ランもずしりと重かった。序盤で 実に7点。また、得点の中身がよかった。スマートで、歯切れがよ く、胸のすくような、といった感じでもあった。送りバントがあれ ば、犠飛もあり、しかも盗塁があって、後に安打が出る。いかにも 広島らしい味つけだった。

一つの例に江藤を挙げたい。バットから快音が出なかったこと で、本人には不満もあったろうが、見過ごせないのが三回の犠飛。 功名心を捨て、外飛に狙いを絞った打撃にはいぶし銀の味があっ た。

打線は四回以降、「一服」が長すぎるきらいはあったけれど、終 わって見れば大量の二けた得点。これも選手個々が与えられたポジ ションで、やるべき仕事に徹した結果である。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第15節・7日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 65 37 28  0 .569  −
(2)中 日 67 37 30  0 .552  1.0
(3)巨 人 71 38 33  0 .535  1.0
(4)広 島 69 35 34  0 .507  2.0
(5)ヤクル 66 28 38  0 .424  5.5
(6)阪 神 66 27 39  0 .409  1.0


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