紀藤、痛恨の押し出し

'98/7/11

広島―ヤクルト16回戦(8勝8敗、6時20分、広島、二万一千)


ヤクル030000100―4
カープ000201000―3
▽勝 石井一16試合7勝4敗  
▽S 山本13試合3勝1S   
▽敗 紀藤12試合3勝5敗   

●…同点で迎えた七回、紀藤が崩れた。3連打を浴びた後の一死 満塁から飯田に決勝点となる死球を与えた。

紀藤は立ち上がりも不安定だった。二回、町田の失策をきっかけ に宮本、飯田に適時打を浴びて3失点。以後は球を散らして立ち直 ったが、七回は単調になったところをつけ込まれた。

3点を追う広島は四回、正田の右前打を足場に前田、木村の長短 打で2点を返した後、六回には金本の適時打で同点。勝ち越された 直後の七回には一死一、三塁の好機をつかんだが、後続が倒れ、石 井一を捕らえきれなかった。

広島の連勝は4でストップ。(永山)

【写真説明】七回裏、広島一死一、三塁、フルカウントから粘った正田は最後に三振。同点機を逃す。捕手古田

▽全力プレーは必ず実る

開幕からどっかりと四番に座っていた名前が、スコアボードから 消えた。前夜、左ひじに死球を受けた江藤である。代わりにベンチ がだれを指名するか。注目の選手は町田だった。

その町田に初回、いきなりチャンスが巡ってきた。一死一、二 塁。しかし、初球を打って出て遊ゴロ併殺。気負いが最悪の結果に なった。直後の二回には、初めて飛んできた正面への打球をはじい た。この失策をきっかけに紀藤が3点を奪われた。一塁を守りなが ら、内心いてもたってもいられなかったろう。

投打でいきなりのマイナス。落ち込んでしまうケースだが、前向 きさは失わなかった。四回、1点を返した後、無死二塁で再び回っ てきた打席では二ゴロ。バットを振り回すことなく、何とか右方向 への進塁打、とのチームバッティングがはっきり見えた。これが、 木村の適時打につながった。六回には四球を選び、一死一、二塁と 好機を広げて金本の同点打を呼んだ。

残念ながら、六年ぶりのの四番を町田は勝利で飾れなかった。し かし、町田を筆頭に木村、野々垣らは毎日、レギュラーより一足早 く球場入りして汗を流してきた。当たり前といえば当たり前だが、 全力投球の姿勢は必ず実るはず。この日の悔しさを明日からの試合 にぶつけてほしい。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第15節・11日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 68 40 28  0 .588  −
(2)巨 人 73 40 33  0 .548  2.5
(3)中 日 70 38 32  0 .543  0.5
(4)広 島 71 36 35  0 .507  2.5
(5)ヤクル 70 30 40  0 .429  5.5
(6)阪 神 70 27 43  0 .386  3.0


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