横浜―広島18回戦(横浜10勝8敗、6時1分、横浜、三万)
カープ000020100―3 横 浜00300120×―6
●…両チームともに9安打だったが、広島は集中打の出た横浜に 終始、主導権を握られて完敗。3連敗で借金1となった。
快調に滑り出した佐々岡が三回に自らの失策から崩れた。先頭の 万永に中前に運ばれた後、野村のバントを二塁へ悪送球し、一、二 塁。石井琢の右翼線二塁打で先制され、一死後、鈴木尚の右翼線三 塁打で2点を追加された。
打線は五回に金本の中越え本塁打と代打、高山の中犠飛で2点。 七回にも再び1点差に迫ったが、中継ぎ陣が相変わらず不振。黒田 と玉木重で計3点を失い、追い上げると引き離される展開で、最後 は佐々木で逃げ切られた。(天野)
【写真説明】三回裏、自らのバンド処理のミスや3短長打などで3点を失い、ベンチに戻る佐々岡堰B左は正田
夏休みに入り、連日、超満員の三万人で埋まった横浜スタジア ム。左翼席で熱い声援を送り続けた赤ヘルファンの前で、広島は攻 守に「らしく」ない野球で連敗に沈んだ。
極め付きは3点を先制された三回のバッテリー。佐々岡が自らの 失策でピンチを広げ、1点を失った後の鈴木尚への投球である。カ ウント0―3。当然、歩かせて満塁としてローズと勝負と思った。 ところが、投じたのは真ん中のストライク。待ってましたとばかり に痛打された。
なぜ。どうして。リーグの首位打者で、好機に歩く気持ちなんて さらさらない。打ち気満々。しかも、サインはフォーク。三塁に走 者を置けば、投手はワンバウンドが怖い。結果的に、打って下さい の配球と言われても仕方がない。
まさに中途半端。中盤に打線が反撃、あと一本出ればと言うとこ ろまではいった。しかし、最後は抑えの佐々木を投入されて「敗戦 の方程式」で敗れた。負けるべくして負けた試合の典型と言えるだ ろう。
マウンドに仁王立ちする佐々木を見ながら、炎のストッパーを思 い出した。二十日はもう一度投げたい、の夢かなわず逝った津田恒 美さんの命日。どんなときでも真っ向勝負、直球勝負だった津田さ んの座右の名は「弱気は最大の敵」。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第16節・19日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 73 44 28 1 .611 − (2)中 日 76 41 34 1 .547 4.5 (3)巨 人 78 41 37 0 .526 1.5 (4)広 島 77 38 39 0 .494 2.5 (5)ヤクル 75 34 41 0 .453 3.0 (6)阪 神 75 28 47 0 .373 6.0



