沈むコイ5連敗/終盤の追撃及ばず

'98/7/26

ヤクルト―広島18回戦(ヤクルト10勝8敗、6時20分、神宮、二
万四千)
カープ000001000―1 
ヤクル02000000×―2 
▽勝 石井一18試合8勝4敗
▽敗 ミンチー21試合8勝8敗

●…広島は、ヤクルトの石井一に毎回の15三振を奪われ5安打、 1点。ミンチーの好投に報えず、球宴を挟んで5連敗。借金は今 季、最多タイの3となった。

惜しかったのは、1点を追う九回の攻め。正田の四球と前田の右 前打などで無死一、三塁。江藤は三振、金本の遊ゴロで正田は本塁 タッチアウト、町田も三振で追いつけなかった。

ミンチーの出来はよかったが、二回だけ乱れた。古田の右前打を 足場に、稲葉と石井一の適時打で2点を失った。

打線は石井一の速球と切れのいいフォークに惑わされ、六回二死 から正田の中前打で1点を返しただけ。五回二死後、ケサダの二塁 打で、一塁走者の金本が本塁で憤死したのも痛かった。(天野)

【写真説明】九回表、広島1死一、三塁、金本の遊ゴロで三塁走者正田が本塁を突くがタッチアウト、同点ならず。捕手古田

▽土壇場で残念な江藤の三振

後半戦の初戦は開幕試合にも等しい趣があって、大方の選手は身 構えるとされる。広島の場合は神宮で昨季から9連敗中とあって、 思いは一層であったろう。そのせいとは言わないまでも、結果は内 容的にも寂しい敗戦であった。

内容的に貧しい一つの理由は、相手の石井一にあった。最高球速 が150キロときて、変化球の切れも良かった。しかし、それが5安 打、15三振のすべてとはいいにくい。広島側が決めどころを心得て いたら、結果は別のものになってもいたはずである。

その象徴が土壇場の攻め。無死一、三塁と願ってもない好機を得 た。ここで主軸二人のうち、どちらかに外飛があれば、気持ちは広 島のものになる。打席が江藤で、差は1点。石井一は、のっぴきの ならない状況ということになる。しかもカウント0―3。江藤は4 球目のストライクを見送った。この1球がポイントだった。

なぜならストライクを取りにきた変てつのない球。四番の位置付 けと外飛でOKの場面を併せれば、待球の必要性はまるでなかっ た。次の金本は後が下位打線と言う点を考えれば、塁を埋めて併殺 の手もあるので、相手は存分に攻めてもくる。だから江藤三振の時 にはベンチも残念な思いが募ったことだろう。決めどころを逸した 結果は神宮で屈辱の10連敗である。(中村忠雄)


◎セ・リーグ勝敗表(第17節・26日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
(1)横 浜 76 47 28  1 .627    
(2)中 日 79 43 35  1 .551  5.5 
(3)巨 人 81 42 39  0 .519  2.5 
(4)広 島 79 38 41  0 .481  3.0 
(5)ヤクル 77 36 41  0 .468  1.0 
(6)阪 神 78 28 50  0 .359  8.5 


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