ヤクルト―広島18回戦(ヤクルト10勝8敗、6時20分、神宮、二 万四千) カープ000001000―1 ヤクル02000000×―2
●…広島は、ヤクルトの石井一に毎回の15三振を奪われ5安打、 1点。ミンチーの好投に報えず、球宴を挟んで5連敗。借金は今 季、最多タイの3となった。
惜しかったのは、1点を追う九回の攻め。正田の四球と前田の右 前打などで無死一、三塁。江藤は三振、金本の遊ゴロで正田は本塁 タッチアウト、町田も三振で追いつけなかった。
ミンチーの出来はよかったが、二回だけ乱れた。古田の右前打を 足場に、稲葉と石井一の適時打で2点を失った。
打線は石井一の速球と切れのいいフォークに惑わされ、六回二死 から正田の中前打で1点を返しただけ。五回二死後、ケサダの二塁 打で、一塁走者の金本が本塁で憤死したのも痛かった。(天野)
【写真説明】九回表、広島1死一、三塁、金本の遊ゴロで三塁走者正田が本塁を突くがタッチアウト、同点ならず。捕手古田
後半戦の初戦は開幕試合にも等しい趣があって、大方の選手は身 構えるとされる。広島の場合は神宮で昨季から9連敗中とあって、 思いは一層であったろう。そのせいとは言わないまでも、結果は内 容的にも寂しい敗戦であった。
内容的に貧しい一つの理由は、相手の石井一にあった。最高球速 が150キロときて、変化球の切れも良かった。しかし、それが5安 打、15三振のすべてとはいいにくい。広島側が決めどころを心得て いたら、結果は別のものになってもいたはずである。
その象徴が土壇場の攻め。無死一、三塁と願ってもない好機を得 た。ここで主軸二人のうち、どちらかに外飛があれば、気持ちは広 島のものになる。打席が江藤で、差は1点。石井一は、のっぴきの ならない状況ということになる。しかもカウント0―3。江藤は4 球目のストライクを見送った。この1球がポイントだった。
なぜならストライクを取りにきた変てつのない球。四番の位置付 けと外飛でOKの場面を併せれば、待球の必要性はまるでなかっ た。次の金本は後が下位打線と言う点を考えれば、塁を埋めて併殺 の手もあるので、相手は存分に攻めてもくる。だから江藤三振の時 にはベンチも残念な思いが募ったことだろう。決めどころを逸した 結果は神宮で屈辱の10連敗である。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第17節・26日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 76 47 28 1 .627 (2)中 日 79 43 35 1 .551 5.5 (3)巨 人 81 42 39 0 .519 2.5 (4)広 島 79 38 41 0 .481 3.0 (5)ヤクル 77 36 41 0 .468 1.0 (6)阪 神 78 28 50 0 .359 8.5
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