赤ヘル6連敗 かさむ借金4

'98/7/27

ヤクルト―広島19回戦(ヤクルト11勝8敗、6時20分、神宮、一 万八千)


カープ000000000―0 
ヤクル01021000×―4 
▽勝 伊藤19試合4勝6敗3S 
▽敗 紀藤14試合3勝7敗   
▽本塁打 稲葉3号(2)(紀藤)

●…広島は、ヤクルトに小刻みに得点を許したうえ、継投にかわ されて完封負け。今季二度目の6連敗で、借金は今季、最多の4と なり、5位のヤクルトとゲーム差がなくなった。

紀藤は相変わらず、粘りのない投球。二回、先頭の池山に四球を 与え、副島の右中間三塁打で先制された。四回は併殺で二死無走者 としながら、副島の中前打の後、稲葉に右翼席に運ばれた。

打線はヤクルトの先発、伊藤に手を焼いた。150キロ近い速球と 切れのいいスライダーに、一、二回の6者連続を含む11三振。五回 の一死二、三塁は代打のペレス、野村が内野ゴロに倒れた。二番手 の加藤を攻めた八回の無死一、二塁も緒方が、代わった広田に遊ゴ ロ併殺に終わった。(天野)

【写真説明】四回表、広島一死一塁、前田は一回に続いて2打席連続三振に倒れる。右は江藤

▽ひたむきな球児見習え

各地で連日、高校球児による熱いドラマが繰り広げられている。 技術的には未熟でも、青春をかけた心のほとばしりがある。どこま でもひたむきで、それが見る者の胸を打つ。一方でプロの魅力は言 うまでもない。卓越した技とパワーである。その点で球児と次元が 違うのは当然にしても、勝利に向けてのひたむきさ、その点で見劣 りする選手がいるのはいかにも寂しい。

それを広島に感じないわけにはいかなかった。打線は前夜、石井 一に15三振を喫すれば、この夜は6回を投げた伊藤に出足からの6 連続を含めて実に11三振。しかも3安打である。相手の状態が良か ったにしても、中身がひどすぎる。好機はあっても、後に続く打者 がいないばかりか、打席での姿に意地も張りも感じられなかった。

前半で4点差は攻める側には苦しいに違いないが、本来、広島は 打線が先陣を切って投手陣を助けるタイプのチーム。なのに覇気が まるで伝わってこない。石井一には1点だけで逃げ切られ、この夜 は無得点である。仮に負けても高校球児の延長線上にあるようなひ たむきさがあれば救いもあるが、そうした選手はごくわずか。こん なことを繰り返していたら気力がなえるばかりではない。チームの 目的を見失うことにもなる。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第17節終了・27日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 76 47 28  1 .627   
(2)中 日 80 44 35  1 .557  5.0
(3)巨 人 82 42 40  0 .512  3.5
(4)広 島 80 38 42  0 .475  3.0
(5)ヤクル 78 37 41  0 .474  0.0
(6)阪 神 78 28 50  0 .359  9.0


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