ズルズル7連敗で5位に転落

'98/7/28

阪神―広島14回戦(広島9勝5敗、6時、甲子園、二万)


カープ000000000―0 
阪 神00001010×―2 
▽勝 メイ11試合2勝5敗   
▽S リベラ26試合2勝1敗14S
▽敗 佐々岡21試合4勝7敗6S
▽本塁打 ハンセン5号(1)(佐々岡)

●…打線に元気のない広島が、2試合連続の零封負けで今季二度 目の7連敗。借金は最多の5となり、ヤクルトに代わって5位に転 落した。

広島はメイの低めに球を集める投球の前に、凡打の山を築いた。 無死から走者を出した五、六回は併殺で好機をつぶし、七回は江 藤、町田、笘篠の安打で二死満塁としたが、代打正田は三邪飛。八 回からリベラにつながれ万事休した。

佐々岡は五回に新庄、矢野輝の連打で1点を失い、七回にはハン センに一発を浴び降板。調子はよかったが、数少ない失投に泣い た。(小西晶)

【写真説明】七回裏、阪神一死、ハンセンに中越え本塁打され、しゃがみ込む佐々岡

▽知恵と技で音頭を取れ

元広島監督の山本浩二さんが現役で盛りのころになる。広島ナイ ンは夏が大好きだった。暑い盛りになると、山本さんの音頭にみん なが乗って、踊った。だれもが乗り遅れまいと、必死になった。赤 ヘル祭りは長く続いて、弾んだ。

このところの広島には、音頭取りがいないばかりか、一つのきっ かけに乗って、踊る選手も少ない。この夜もそうだった。左腕攻略 の基本は右打者の場合、中堅から右方向に、左打者はその逆に打つ とされている。メイに対する攻めは、その点が稀薄だった。中盤以 降は下位打線にわずかながら見られたものの、全員が輪になるとい った場面はなかった。

前夜と同じように好機はあった。中盤の無死二塁を含めて三度。 残念にも踊ったのはここまでだった。メイはヤクルトの石井一のよ うに球に力はない。緩急を軸とした球配りで、状態はよかった。右 打者の懐を思い切り攻めてもきた。右方向へ狙うのが難しければ、 バットを短く持ってミート打法に徹するとか、バンド安打を狙うと か、方法はあったと思う。その試みは笘篠に見られた程度である。

四季の巡りは夏が来て、秋になるはずだが、だれかが技と知恵で 音頭を取り、それに乗って全員が踊らないと、梅雨が明けると秋と いった、寒々しい結果にもなりかねない。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第18節・28日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 77 47 29  1 .618  −
(2)中 日 81 45 35  1 .563  4.0
(3)巨 人 83 42 41  0 .506  4.5
(4)ヤクル 79 38 41  0 .481  2.0
(5)広 島 81 38 43  0 .469  1.0
(6)阪 神 79 29 50  0 .367  8.0


MenuTopBackNextLast