広島―中日19回戦(中日10勝9敗、6時20分、広島、一万二千)
中 日000202011―6 カープ011100010―4
●…広島は1点リードの六回途中から救援の山田が二死後、中村 の安打に続いて代打益田に右へ2ランを喫し、逆転された。八、九 回には大野、小林幹が代打南渕と大西に適時打を浴びて突き放され た。
先手は広島。川上から二回にペレスの適時打、三回には紀藤の一 発で2点を入れた。この先行点は四回に紀藤が関川に2ランを許し て一気に消えたが、その裏、浅井が右へ運んで再び先を越した。
六回以降、劣勢の広島も八回には代わったばかりの三番手・日笠 から金本が中越えに一発を奪って追い上げたが、反撃もここまでだ った。(中村忠)
【写真説明】五回裏、中日二死一塁、関川の投強襲打を左足に受けた紀藤。この回でマウンドを降りる
梅雨が明け、連敗が止まり、月がかわったというのにいい話がで きないのがつらい。大野、緒方がやっと戦列に復帰したと思った ら、死球でベンチを温める野村に続き、この日は加藤が肩の違和感 を訴えて登録を抹消された。
悪い流れにほんろうされ続ける三村監督が、ついに断を下した。 江藤の五番降格。江藤が四番以外で先発出場したのは、実に四年ぶ り。苦悩の決断だったに違いない。
絶不調の江藤に代わり、四番に指名されたのは金本。二回は二塁 打で出塁、先制のホームを踏んだ。2点を追う八回はバックスクリ ーンに飛び込む豪快なアーチをかけた。
四番はチームの顔である。打者として座って見たいのは当然だ。 そんな話を以前、金本としたことがある。しかし、打てた喜びよ り、勝てなかったことに対する思いが金本の胸の内を交錯したので はないか。
チャンスに打って当たり前。打てずに負ければ、すべての責任を 負わなければいけないポジション。それが、四番打者の宿命であ り、勲章である。そんなプレッシャーから解放されたはずの江藤だ が、眠れる獅子(しし)の目覚める気配はなかった。
しかも、紀藤が左足に打球を受けて降板。泣きっ面にハチの赤ヘ ルである。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第18節終了・2日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 79 48 30 1 .615 − (2)中 日 85 48 36 1 .571 3.0 (3)巨 人 87 44 43 0 .506 5.5 (4)ヤクル 81 38 43 0 .469 3.0 (5)広 島 86 39 47 0 .453 1.5 (6)阪 神 84 33 51 0 .393 5.0



