赤ヘル踏ん張れず

'98/8/2

広島―中日19回戦(中日10勝9敗、6時20分、広島、一万二千)


中 日000202011―6 
カープ011100010―4 
▽勝 川上17試合10勝3敗   
▽S 落合39試合2勝2敗4S 
▽敗 山田6試合1敗     
▽本塁打 紀藤1号(1)(川上)関川1号(2)(紀藤)浅井5号(1)(川 上)益田1号(2)(山田)金本10号(1)(日笠)

●…広島は1点リードの六回途中から救援の山田が二死後、中村 の安打に続いて代打益田に右へ2ランを喫し、逆転された。八、九 回には大野、小林幹が代打南渕と大西に適時打を浴びて突き放され た。

先手は広島。川上から二回にペレスの適時打、三回には紀藤の一 発で2点を入れた。この先行点は四回に紀藤が関川に2ランを許し て一気に消えたが、その裏、浅井が右へ運んで再び先を越した。

六回以降、劣勢の広島も八回には代わったばかりの三番手・日笠 から金本が中越えに一発を奪って追い上げたが、反撃もここまでだ った。(中村忠)

【写真説明】五回裏、中日二死一塁、関川の投強襲打を左足に受けた紀藤。この回でマウンドを降りる

▽けが人続出 好材料なし

梅雨が明け、連敗が止まり、月がかわったというのにいい話がで きないのがつらい。大野、緒方がやっと戦列に復帰したと思った ら、死球でベンチを温める野村に続き、この日は加藤が肩の違和感 を訴えて登録を抹消された。

悪い流れにほんろうされ続ける三村監督が、ついに断を下した。 江藤の五番降格。江藤が四番以外で先発出場したのは、実に四年ぶ り。苦悩の決断だったに違いない。

絶不調の江藤に代わり、四番に指名されたのは金本。二回は二塁 打で出塁、先制のホームを踏んだ。2点を追う八回はバックスクリ ーンに飛び込む豪快なアーチをかけた。

四番はチームの顔である。打者として座って見たいのは当然だ。 そんな話を以前、金本としたことがある。しかし、打てた喜びよ り、勝てなかったことに対する思いが金本の胸の内を交錯したので はないか。

チャンスに打って当たり前。打てずに負ければ、すべての責任を 負わなければいけないポジション。それが、四番打者の宿命であ り、勲章である。そんなプレッシャーから解放されたはずの江藤だ が、眠れる獅子(しし)の目覚める気配はなかった。

しかも、紀藤が左足に打球を受けて降板。泣きっ面にハチの赤ヘ ルである。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第18節終了・2日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 79 48 30  1 .615  −
(2)中 日 85 48 36  1 .571  3.0
(3)巨 人 87 44 43  0 .506  5.5
(4)ヤクル 81 38 43  0 .469  3.0
(5)広 島 86 39 47  0 .453  1.5
(6)阪 神 84 33 51  0 .393  5.0


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