巨人―広島14回戦(巨人9勝5敗、6時2分、東京ドーム、五万 五千)
カープ000202100―5 巨 人30000003×―6
●…広島の二番手、大野が八回、巨人の高橋に3点本塁打を浴び て逆転負け。3連敗となった。
2点リードで迎えたこの回、佐々岡が先頭の仁志に右中間二塁 打。清原に四球を与え、二死一、三塁となったところで大野へスイ ッチ。高橋に0―1から高めのスライダーをバックスクリーンに運 ばれた。
広島は3点を先行されたが、粘り強く追撃。四回に浅井の2ラン で追い上げ、六回には緒方の適時二塁打と瀬戸の犠飛でいったんは 逆転。七回にも前田のソロ本塁打で差を広げた。
佐々岡も二回から立ち直り、流れを引き寄せかけたが、高橋への 大野の1球でつかみかけた勝利を逃した。(天野)
【写真説明】四回表、広島二死一塁、浅井が右翼席に2ランを放つ。投手斎藤雅、捕手村田真
東京ドームでの試合は五月二十四日以来。二カ月あまりしかたっ ていないのに、首位攻防戦を演じていた2チームは首位の横浜に大 きく離され、広島は5位を低迷している。
しかも、佐々岡がいきなり3失点だ。赤ヘル打線は後半戦に入っ て1試合平均2点余りしか奪えていない。これで勝負ありかな。そ んな思いをよそに、久々にベストメンバーを組んだ打線が頑張っ た。
3点を追う四回、浅井が2ラン。六回は緒方の同点適時打、瀬戸 の犠飛で勝ち越した。しかも、おぜん立てしたのが五番降格の江藤 だった。無死二塁で見事な振り逃げ(三振と捕逸)。巨人・斎藤雅 にはそれまで54打席、無安打で、まさに蛇ににらまれたカエル。斎 藤雅の方は、何でこうなるのの状態だったろう。
三進した江藤は瀬戸の浅い飛球で突っ込み、うまく回り込んで本 塁を奪った。打てなくても、格好は悪くても、名場面を演出したの だから野球は面白い。
しかし、最高の場面は巨人に取って置くのだから、勝利の女神は 意地が悪い。リーグ最年長の大野がルーキー高橋に逆転3ラン。今 度はこっちがどうして、と叫びたくなった。
赤ヘルナインの必死さが見えていた試合。勝負はげたをはくまで 分からないとは言うが、非情すぎる。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第19節・4日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 80 49 30 1 .620 ― (2)中 日 86 49 36 1 .576 3.0 (3)巨 人 88 45 43 0 .511 5.5 (4)ヤクル 82 38 44 0 .463 4.0 (5)広 島 87 39 48 0 .448 1.5 (6)阪 神 85 33 52 0 .388 5.0



