広島、手中の星ポロリ

'98/8/4

巨人―広島14回戦(巨人9勝5敗、6時2分、東京ドーム、五万 五千)


カープ000202100―5 
巨 人30000003×―6 
▽勝 岡田23試合1勝1敗   
▽S 河野5試合1S     
▽敗 大野12試合3勝2敗   
▽本塁打 清原15号(2)(佐々岡)浅井6号(2)(斎藤雅)前田15号(1) (斎藤雅)高橋12号(3)(大野)

●…広島の二番手、大野が八回、巨人の高橋に3点本塁打を浴び て逆転負け。3連敗となった。

2点リードで迎えたこの回、佐々岡が先頭の仁志に右中間二塁 打。清原に四球を与え、二死一、三塁となったところで大野へスイ ッチ。高橋に0―1から高めのスライダーをバックスクリーンに運 ばれた。

広島は3点を先行されたが、粘り強く追撃。四回に浅井の2ラン で追い上げ、六回には緒方の適時二塁打と瀬戸の犠飛でいったんは 逆転。七回にも前田のソロ本塁打で差を広げた。

佐々岡も二回から立ち直り、流れを引き寄せかけたが、高橋への 大野の1球でつかみかけた勝利を逃した。(天野)

【写真説明】四回表、広島二死一塁、浅井が右翼席に2ランを放つ。投手斎藤雅、捕手村田真

▽げたを履くまで分からない勝負

東京ドームでの試合は五月二十四日以来。二カ月あまりしかたっ ていないのに、首位攻防戦を演じていた2チームは首位の横浜に大 きく離され、広島は5位を低迷している。

しかも、佐々岡がいきなり3失点だ。赤ヘル打線は後半戦に入っ て1試合平均2点余りしか奪えていない。これで勝負ありかな。そ んな思いをよそに、久々にベストメンバーを組んだ打線が頑張っ た。

3点を追う四回、浅井が2ラン。六回は緒方の同点適時打、瀬戸 の犠飛で勝ち越した。しかも、おぜん立てしたのが五番降格の江藤 だった。無死二塁で見事な振り逃げ(三振と捕逸)。巨人・斎藤雅 にはそれまで54打席、無安打で、まさに蛇ににらまれたカエル。斎 藤雅の方は、何でこうなるのの状態だったろう。

三進した江藤は瀬戸の浅い飛球で突っ込み、うまく回り込んで本 塁を奪った。打てなくても、格好は悪くても、名場面を演出したの だから野球は面白い。

しかし、最高の場面は巨人に取って置くのだから、勝利の女神は 意地が悪い。リーグ最年長の大野がルーキー高橋に逆転3ラン。今 度はこっちがどうして、と叫びたくなった。

赤ヘルナインの必死さが見えていた試合。勝負はげたをはくまで 分からないとは言うが、非情すぎる。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第19節・4日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 80 49 30  1 .620  ―
(2)中 日 86 49 36  1 .576  3.0
(3)巨 人 88 45 43  0 .511  5.5
(4)ヤクル 82 38 44  0 .463  4.0
(5)広 島 87 39 48  0 .448  1.5
(6)阪 神 85 33 52  0 .388  5.0


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