巨人―広島16回戦(巨人9勝7敗、6時1分、東京ドーム、五万 五千)
カープ000002102―5 巨 人000000100―1
●…広島は山内の粘り強い投球と少ない安打を効果的に得点に結 びつけて巨人に連勝。山内は百日ぶりの勝利で2勝目。
山内は気迫の投球だった。七回に1点を失ったものの、直球とフ ォークを軸に組み立て巨人打線を5安打に抑えた。好投を引き出し た瀬戸のリードも光った。
打線は、巨人の先発、小野の荒れ球に苦しみ、前半、再三の好機 を逃していたが、六回に均衡を破った。江藤の右前打と緒方の中越 え二塁打で無死二、三塁。町田の中犠飛で先制し、瀬戸の右犠飛で 追加点。七回は2四球を足場に江藤の適時打で3点目、九回は前田 の2ランで突き放した。(天野)
【写真説明】巨人打線を5安打1点に抑え、4月28日以来の2勝目を挙げた山内
東京ドームでの連勝は昨年六月以来。しかも、巨人3連戦の始ま る前まで、今季の広島は関東の3球場で5勝16敗と大きく負け越し ていた。左翼席の赤ヘルファンは、久々に留飲をさげたはずだ。
関東のファンに夏休み最高の思い出を贈ったのは山内の投球だっ た。気持ちを前面に押し出して投げる山内がやっと戻ってきた。マ ウンドでの「よっしゃー」の雄たけびがファンにも聞こえたのでは ないか。
山内に野手も気迫でこたえた。六回だった。町田、瀬戸の連続犠 飛で2点。荒れ球の小野に手を焼いていたが、「何とかしたい」の 思いが食らいつく打撃になった。巨人ベンチが満塁策を取らず、町 田と勝負してくれたのも隠し味となった。小野が五回までに許した 6四球が脳裏にあったのだろう。
下位打線が仕事をすれば、主軸も黙っているわけにはいかない。 復調の江藤の適時打が続き、首位打者の前田が2ランで仕上げた。 それまで4打席沈黙していた自分にカツを入れる。そんな前田の気 持ちが見えた快打だった。
連勝で気分良く地元に帰り、首位を走る横浜と対決できる。前回 の対戦では敵地横浜で3連敗した。今度はお返しする番だ。関東に 続く地元ファンへの、夏休みプレゼントに期待だ。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第19節・6日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 82 51 30 1 .630 − (2)中 日 88 50 37 1 .575 4.0 (3)巨 人 90 45 45 0 .500 6.5 (4)ヤクル 84 39 45 0 .464 3.0 (5)広 島 89 41 48 0 .461 0.5 (6)阪 神 87 33 54 0 .379 7.0



