広島―横浜20回戦(横浜12勝8敗、6時21分、広島、一万七千)
横 浜020003030―8 カープ020000030―5
●…広島は二回、江藤、金本の連続ソロで同点としたが、そこま で。八回、前田の3ランも遅かった。得点は3本塁打の5点で、毎 回のように走者を出しながら3併殺の拙攻が響いた。
先発高橋建も五回まで2失点と粘ったが六回に3ラン。四球のあ との初球、ストライクを取りに行った直球を進藤に狙い打たれた。 八回は山田、清川が打たれ3失点。先手を奪えないあたり、勢いの 差が出た。広島は横浜戦4連敗。
横浜は四度目の5連勝。野村は要所を締め、広島戦3連勝でリー グトップタイの11勝目。九回に登板の佐々木は二年連続30セーブを 記録した。(時永)
【写真説明】六回表、横浜一死一、二塁、進藤(手前)に左越え3ランを打たれ、マウンドでうなだれる高橋建。右上は捕手の瀬戸
「野球は出合い頭のケンカのようなもの。先にポカリとやった方 が勝ちや」(元ダイエー監督の根本陸夫氏)。今が盛りの横浜相手 となれば、広島には何よりそれが必要で、さらにポカポカいかない と勝利はおぼつかないと見ていた。
具合の悪いことにポカリは相手側で、また、広島側の内容が悪す ぎた。ことの始まりは前田が中根の右飛を照明に入れての三塁打に あった。ビジターの球場ならともかく、本拠地であれば打球がどう 飛んだら、どのように対処するかは練習の中で消化していないとい けないだろう。ここからの2失点とくれば、ベンチとしてもやり切 れなさが先に立つのではないか。
悪いことはまだあった。高橋建が進藤に浴びた3ラン。四球を与 えた直後の初球だった。四球後の初球は気をつけろ、とは野球をか じった人ならだれでも知っていよう。まして相手打線は積極的で好 球は見落とさない。それが真ん中に近い速球では―ということにな る。
広島もしゃれた隠し芸を見せてはくれた。主軸三人による一発の 揃い踏みがそれ。それぞれの中身にはコクがあったけれど、ここに 投手陣が参加しなくては、行きつくところの敗戦も仕方ない。
先の巨人戦で見せたしたたかさは、それだけのものだったのか。 どうにも寂しい結末であった。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第19節・7日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 83 52 30 1 .634 − (2)中 日 89 50 38 1 .568 5.0 (3)巨 人 91 46 45 0 .505 5.5 (4)ヤクル 85 40 45 0 .471 3.0 (5)広 島 90 41 49 0 .456 1.5 (6)阪 神 88 33 55 0 .375 7.0



