広島―ヤクルト20回戦(ヤクルト11勝9敗、6時20分、広島、一 万四千)
ヤクル000100000―1 カープ00000230×―5
●…広島は、前田の5試合連続の一発などで逆転勝ち。対ヤクル ト戦の連敗を4で止めた
広島の反撃は六回からだった。一死から正田が中前打で出塁。続 く前田が20号2ランを右翼席に放ち逆転した。続く七回には、二死 から野村、正田、前田の連続適時打で3点を挙げ、伊藤をノックア ウト。試合を決めた。
先発ミンチーは、八回を古田の左越え本塁打の1失点に抑える好 投。チーム初の10勝目を挙げた。(佐藤正)
【写真説明】六回裏、広島一死一塁、前田が5試合連続本塁打となる2ランを放ち2−1と逆転する。捕手古田= 8回を1失点に抑え、10勝目を挙げたミンチー=
夏にはさっぱり味の食べ物がいい。バテ気味の体にはそうかもし れないが、やはり野球はこってり味の方がいい。史上三番目の6時 間13分から一転して、2時間31分のスピーディーな試合。赤ヘルフ ァンには、薬味のよくきいたこたえられない勝利だった。
前半はヤクルトに花を持たせ、後半に一気に逆転する展開。しか も、その薬味一つ一つがよかった。六回、前田が逆転2ラン。ラッ キーセブンの七回には二死から野村以下の3連打で3点。久々に見 せた会心の「赤ヘル劇場」二幕を演出したのはミンチーだった。
梅雨、そして夏の暑さもどこ吹く顔で、ローテーション通りにき ちんと登板してきた。セ・リーグの規定投球回数を超えている投手 の中では一番多く投げ、被安打、失点も最多だ。それでも、勝ち星 を積み重ねてきたのはマジックでもトリックでもない。
その極意は小気味の良い投球テンポにある。集中力が欠けないか ら、自然と守りにリズムが出てくる。それが打たれ強さ、安定感に つながる。試合が途中で壊れないから、打線もつながる。だめ押し となった七回二死からの3連打はその典型だろう。
ぐったりした横浜戦からすっきりさわやかなヤクルト戦。いろい ろと味わわせてくれます。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第20節・11日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 86 54 31 1 .635 ― (2)中 日 92 52 39 1 .571 5.0 (3)巨 人 94 47 47 0 .500 6.5 (4)ヤクル 88 42 46 0 .477 2.0 (5)広 島 93 43 50 0 .462 1.5 (6)阪 神 91 33 58 0 .363 9.0



