中日―広島20回戦(中日11勝9敗、6時22分、ナゴヤドーム、四 万五百)
カープ001004000―5 中 日001001202X―6
●…広島が継投を失敗し、サヨナラ負けした。
1点のリードで迎えた九回、小林幹は一死二塁からゴメスに同点 適時打を浴びた後、なおも二死一、二塁から種田に左中間安打さ れ、万事休した。
試合は同点で迎えた六回、緒方が左翼席に満塁本塁打を打ち込 み、広島が主導権を握っていた。しかし、前半に飛ばした加藤が六 回に3長短打で1点を失い降板。ここから流れが次第に中日に傾 き、七回には二番手玉木重が3本の短長打などで2点を奪われ1点 差。最後は2イニング目に入った小林幹が打たれた。(永山)
【写真説明】六回表、広島無死満塁、緒方が左翼スタンドに12号の満塁本塁打を放ち、5−1とリードする。捕手中村
百里の道は、九十里が半ば、という。昔の人はうまいことをいっ たもの。目標が目の前に近づくと、人はつい気を緩めたり、気負っ たりする。それを戒めるためのことわざだろう。
小林幹がそうだとは思えないが、自らの手によって土壇場で横一 線NIされたばかりか、一つ間違えばサヨナラの局面を背負ってい るとなれば、どれほど度胸があっても身構える。まして最近は満足 のいく結果を出していない。新人という点を考えあわせて、敗戦を 背負い込んだ小林幹ばかりを責めるわけにもいかない。
それ以前に問題はあった。一つは先発の加藤をつないだ玉木重で ある。六回の二死一、二塁のピンチに救援、ここをさばいた当たり は見事でも、後がいけない。七回に四球を挟む3長短打でのKO は、まだ1点のリードはしていても、この時点で相手側の気持ち は、広島のそれを越えている。それが小林幹への負担となって跳ね 返ったともいえよう。
七回に玉木重が安打と四球で無死一、二塁とされた時にベンチは 手を差しのべるべきではないかと、一度は思いもしたが、現在は後 ろを託す確かな投手が不足。だからぎりぎりのところまで引っ張り たい。それが目に見えていた。行き着くところ、中継ぎ要員の手薄 さが、勝ち試合を敗戦の彼方へ追いやったということになる。(中 村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第20節・14日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 89 55 33 1 .625 ― (2)中 日 95 55 39 1 .585 3.0 (3)巨 人 97 49 48 0 .505 7.5 (4)ヤクル 90 44 46 0 .489 1.5 (5)広 島 95 43 52 0 .453 3.5 (6)阪 神 94 33 61 0 .351 9.5



