小林幹また救援失敗

'98/8/14

中日―広島20回戦(中日11勝9敗、6時22分、ナゴヤドーム、四 万五百)


カープ001004000―5
中 日001001202X―6
▽勝 前田19試合4勝1敗
▽敗 小林幹42試合6勝6敗11S▽本塁打 緒方12号(4)(山本昌)

●…広島が継投を失敗し、サヨナラ負けした。

1点のリードで迎えた九回、小林幹は一死二塁からゴメスに同点 適時打を浴びた後、なおも二死一、二塁から種田に左中間安打さ れ、万事休した。

試合は同点で迎えた六回、緒方が左翼席に満塁本塁打を打ち込 み、広島が主導権を握っていた。しかし、前半に飛ばした加藤が六 回に3長短打で1点を失い降板。ここから流れが次第に中日に傾 き、七回には二番手玉木重が3本の短長打などで2点を奪われ1点 差。最後は2イニング目に入った小林幹が打たれた。(永山)

【写真説明】六回表、広島無死満塁、緒方が左翼スタンドに12号の満塁本塁打を放ち、5−1とリードする。捕手中村

▽誤算だった玉木重の変調

百里の道は、九十里が半ば、という。昔の人はうまいことをいっ たもの。目標が目の前に近づくと、人はつい気を緩めたり、気負っ たりする。それを戒めるためのことわざだろう。

小林幹がそうだとは思えないが、自らの手によって土壇場で横一 線NIされたばかりか、一つ間違えばサヨナラの局面を背負ってい るとなれば、どれほど度胸があっても身構える。まして最近は満足 のいく結果を出していない。新人という点を考えあわせて、敗戦を 背負い込んだ小林幹ばかりを責めるわけにもいかない。

それ以前に問題はあった。一つは先発の加藤をつないだ玉木重で ある。六回の二死一、二塁のピンチに救援、ここをさばいた当たり は見事でも、後がいけない。七回に四球を挟む3長短打でのKO は、まだ1点のリードはしていても、この時点で相手側の気持ち は、広島のそれを越えている。それが小林幹への負担となって跳ね 返ったともいえよう。

七回に玉木重が安打と四球で無死一、二塁とされた時にベンチは 手を差しのべるべきではないかと、一度は思いもしたが、現在は後 ろを託す確かな投手が不足。だからぎりぎりのところまで引っ張り たい。それが目に見えていた。行き着くところ、中継ぎ要員の手薄 さが、勝ち試合を敗戦の彼方へ追いやったということになる。(中 村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第20節・14日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 89 55 33  1 .625  ―
(2)中 日 95 55 39  1 .585  3.0
(3)巨 人 97 49 48  0 .505  7.5
(4)ヤクル 90 44 46  0 .489  1.5
(5)広 島 95 43 52  0 .453  3.5
(6)阪 神 94 33 61  0 .351  9.5


MenuTopBackNextLast