赤ヘル 連夜の延長負け

'98/8/19

広島―阪神18回戦(9勝9敗、6時22分、広島、一万六千)


阪 神1000010015―8
カープ0100020003―6
(延長十回)
▽勝 伊藤37試合1勝1敗
▽敗 玉木重39試合5勝3敗2S
▽本塁打 緒方13号(1)(中込)14号(2)(リベラ)新庄4号(1)(紀 藤)金本15号(2)(中込)

●…広島は延長十回、抑え役の玉木重が打ち込まれて競り合いを 落とした。

この回、玉木重は一死満塁のピンチを招き、坪井の走者一掃の三 塁打など5本の長短打で5点を失った。

打線は踏ん張った。二回、緒方が先発の中込から左へ打ち込み同 点。六回に新庄のソロで再びリードされるとその裏、金本が右へ2 ランを放って逆転した。十回にも五番手リベラを攻め、緒方の2ラ ンなどで2点差まで迫ったがそこまで。

玉木重が九回、先頭の坪井に四球を与えたのが試合の流れを変え るきっかけとなった。(佐藤正)

【写真説明】八回表、阪神無死、山田の打球を右足に当てるアクシデントで退場した紀藤

▽8回裏のさい配に疑問

いやな感じが的中した。九回表、阪神に大豊の左前適時打で同点 とされた局面である。なにより、八回裏の広島の攻めにその伏線が あったからだ。

この回、金本が一ゴロ失で出塁。一死後、マウンドが左腕を考慮 して浅井に代わり、町田を起用した。右投手には左、左投手には 右。球界での常識ではある。だが、残り試合が40を切った今、レギ ュラーに近い存在の浅井にはどんどん左腕と対決させ、経験を積ま せてもいいはずだ。

加えて、広島のリードはわずか1点。どう転ぶかまだ分からな い。町田を出せば、阪神ベンチは当然、右腕にスイッチする。広島 は野手の控えが薄い。もし追加点が奪えなかったら、もし追いつか れたら。ストッパー不在の現状では苦しくなることは必死だった。

案の定である。代打の代打ペレスが最悪の二ゴロ併殺。九回、金 本に代わって左翼に入っていた木村が本塁に好返球。劇的な幕切れ も期待されたが、走者に送球が当たった。流れは阪神へ。延長十 回、バント処理の連係ミスもあって満塁のピンチを招き、致命的な 5点を失った。その裏、緒方の2ランなどで3点を返したがそこま でだった。

ベンチのさい配で大きく動いた試合。野球は何と難しく、そして 厳しいスポーツなのだろうか。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第21節・19日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 93 57 35  1 .620  −
(2)中 日 99 56 42  1 .571  4.0
(3)巨 人 101 52 49  0 .515  5.5
(4)ヤクル 94 46 48  0 .489  2.5
(5)広 島 99 45 54  0 .455  3.5
(6)阪 神 98 35 63  0 .357  9.5


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