赤ヘル、阪神戦で17年ぶり6連敗

'98/8/20

広島―阪神19回戦(阪神10勝9敗、6時21分、広島、一万五千)


阪 神130000000―4
カープ000020100―3
▽勝 メイ15試合3勝6敗  
▽S リベラ32試合2勝2敗17S
▽敗 田中8試合1敗     

●…広島の田中は制球が定かでなく、出足でいきなり連続2本の 二塁打で1点を失うと、二回には長短5安打を喫して3失点。二死 後に降板した。その後は救援のペルドモらが無失点で支えたもの の、援護の打線が今一歩届かなかった。

その打線は五回にメイを攻め、ケサダ、田村の短長打で無死二、 三塁の好機をつかみ、野村と前田の適時打で2点。七回にも一死一 塁で救援の吉田豊から死四球を得て満塁とし、前田の犠飛で1点差 とした。以後も好機はあったが、追い切れなかった。

広島は3連敗で、阪神には通算6連敗。(中村忠)

【写真説明】先発田中奄ヘ二回途中で4失点の乱調にマウンドで唇をかみしめる。左は川端コーチ、中央は江藤

▽力出せなかった田中

今シーズン区切りの100試合目。負ければ十七年ぶりの対阪神 戦6連敗という屈辱を味わわなければならない。そんな大事な試合 をベンチは田中―田村の若いバッテリーに任せた。

赤ヘルの明日をにらんだ起用が、田中には重圧になったようだ。 初回、わずか8球で先制点を許した。なんとか1点で切り抜けた が、二回はだめだった。5本の長短打を集められ、3点を失ってK O。途中、スタンドからは「代われ」「代えろ」の厳しい声が飛ん だ。

それでもベンチは我慢した。若手を起用する以上、4、5点の失 点は覚悟していたのだろう。しかも、ベンチは交代を告げるまで一 度もマウンドに行かなかった。自分の力で切り開かないと、クスリ にはならないと踏んだに違いない。

持てる力が出せなかった田中。一方の田村は頑張った。ペルドモ 以下の投手を好リードし、接戦に持ち込んだ。バットでは初の長打 の二塁打を含め3安打。ボールにくらいついていく気迫が、初の猛 打賞につながった。しかし、田村も心の底から喜べなかったはず。 田中の力を引き出せなかったのは反省材料だ。

収穫はあったものの、打線の反発力のなさに泣いての敗戦。最下 位のトラのオアシスになった感が否めないのはどうにも寂しい。 (時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第21節・20日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 94 57 36  1 .613  −
(2)中 日 100 57 42  1 .576  3.0
(3)巨 人 102 53 49  0 .520  5.5
(4)ヤクル 95 46 49  0 .484  3.5
(5)広 島 100 45 55  0 .450  3.5
(6)阪 神 99 36 63  0 .364  8.5


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