コイ連敗を止める逆転劇

'98/8/21

広島―巨人17回戦(巨人9勝8敗、6時20分、広島、二万五千)


巨 人301000000―4
カープ00000053×―8
▽勝 小林幹44試合7勝6敗11S
▽敗 西山33試合2勝1敗2S
▽本塁打 金本16号(3)(西山)

●…広島が終盤、金本の3ランなどで大量8点を奪って巨人に逆 転勝ち。連敗を3で止めた。

七回二死二、三塁から暴投で1点。さらにケサダの中前適時打で 岡島をKO。代わった西山から、代打の代打金本が中越えに打ち込 んでひっくり返した。八回にも前田、緒方の適時打などで3点を加 点した。

序盤にミンチーが4点を失い、打線も六回まで1安打と沈黙。四 回から無失点に抑えた中継ぎ陣の踏ん張りが大逆転劇を呼んだ。

巨人は中盤まで主導権を握ったが、岡島の突然の乱調で50敗目。 (時永)

【写真説明】七回裏、広島二死一、二塁、代打金本奄ェ中越えに逆転3ランを放ちナインに迎えられる

▽見落とせぬ救援陣健闘

こんなドラマが隠されているとは思いもしなかった。恐らくだれ もが想像できなかったろう。なぜなら、六回までは打線がさっぱり で、何だか相手の若手投手の「育成打線」の感さえあったからであ る。

今季は2勝にすぎない岡島に出足から実に十三人の打者がまくら を並べての討ち死にで、六回の通過時点では緒方の中前打が1本だ けで無四球といった具合。確かに球は走っていたし、速球と大きく 割れるカーブの軌道が同じと、厄介な相手ではあった。でも、ここ までの結果の悪さは制球が定かでないにもかかわらず、ボール球に 手を出しすぎた、そこに理由の一つがあったといえよう。

まるで水の中で相撲をとっているようなもどかしさ、そんな思い でいた矢先の華やか逆転劇。きっかけはフルカウントまでしっかり 球道を見極めた前田の四球ということになる。ここから打線がつな がり、揚げ句は金本のひと振りだった。マウンドが西山に代わった とたんの一発だが、ベンチにしてみると、比較的相性のいい金本を ここまで残していたことが、大きくプラスと出た訳である。

四回以後をがっちり支えた高橋建ら救援陣の健闘も見落とせない この勝利。ここを起点に全員が一つの輪になって、首位戦線かく乱 に燃える。それがファンにこたえる道ではないか。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第21節・21日現在)

試 勝 敗 引  勝   

合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 95 58 36  1 .617  ―
(2)中 日 101 57 43  1 .570  4.0
(3)巨 人 103 53 50  0 .515  5.5
(4)ヤクル 96 46 50  0 .479  3.5
(5)広 島 101 46 55  0 .455  2.5
(6)阪 神 100 37 63  0 .370  8.5


MenuTopBackNextLast