広島―巨人17回戦(巨人9勝8敗、6時20分、広島、二万五千)
巨 人301000000―4 カープ00000053×―8
●…広島が終盤、金本の3ランなどで大量8点を奪って巨人に逆 転勝ち。連敗を3で止めた。
七回二死二、三塁から暴投で1点。さらにケサダの中前適時打で 岡島をKO。代わった西山から、代打の代打金本が中越えに打ち込 んでひっくり返した。八回にも前田、緒方の適時打などで3点を加 点した。
序盤にミンチーが4点を失い、打線も六回まで1安打と沈黙。四 回から無失点に抑えた中継ぎ陣の踏ん張りが大逆転劇を呼んだ。
巨人は中盤まで主導権を握ったが、岡島の突然の乱調で50敗目。 (時永)
【写真説明】七回裏、広島二死一、二塁、代打金本奄ェ中越えに逆転3ランを放ちナインに迎えられる
こんなドラマが隠されているとは思いもしなかった。恐らくだれ もが想像できなかったろう。なぜなら、六回までは打線がさっぱり で、何だか相手の若手投手の「育成打線」の感さえあったからであ る。
今季は2勝にすぎない岡島に出足から実に十三人の打者がまくら を並べての討ち死にで、六回の通過時点では緒方の中前打が1本だ けで無四球といった具合。確かに球は走っていたし、速球と大きく 割れるカーブの軌道が同じと、厄介な相手ではあった。でも、ここ までの結果の悪さは制球が定かでないにもかかわらず、ボール球に 手を出しすぎた、そこに理由の一つがあったといえよう。
まるで水の中で相撲をとっているようなもどかしさ、そんな思い でいた矢先の華やか逆転劇。きっかけはフルカウントまでしっかり 球道を見極めた前田の四球ということになる。ここから打線がつな がり、揚げ句は金本のひと振りだった。マウンドが西山に代わった とたんの一発だが、ベンチにしてみると、比較的相性のいい金本を ここまで残していたことが、大きくプラスと出た訳である。
四回以後をがっちり支えた高橋建ら救援陣の健闘も見落とせない この勝利。ここを起点に全員が一つの輪になって、首位戦線かく乱 に燃える。それがファンにこたえる道ではないか。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第21節・21日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 95 58 36 1 .617 ― (2)中 日 101 57 43 1 .570 4.0 (3)巨 人 103 53 50 0 .515 5.5 (4)ヤクル 96 46 50 0 .479 3.5 (5)広 島 101 46 55 0 .455 2.5 (6)阪 神 100 37 63 0 .370 8.5



