逆転も一瞬 コイ神宮14連敗

'98/8/27

ヤクルト―広島24回戦(ヤクルト15勝9敗、6時21分、神宮、一 万二千)


カープ000003000―3 
ヤクル00010401×―6 
▽勝 石井一23試合10勝6敗  
▽S 広田38試合1勝2敗2S 
▽敗 紀藤18試合3勝8敗   
▽本塁打 町田3号(3)(石井一)副島8号(3)(紀藤)池山15号(1) (玉木重)

●…神宮球場で勝てない広島は、またヤクルトに逆転負け。神宮 では10戦全敗で今季の日程を終え、昨年からの連敗は14となった。

ヤクルト打線を1点に抑えていた紀藤がつまずいたのは、リード した直後の六回。辻、池山の長短打で1点差とされ、二死からアン ソニーに四球を与えた後、副島に左翼ポール際に3ランを打ち込ま れた。

紀藤は三回まで完ぺきな内容だったが、中盤から球が高めに浮い て痛打された。アンソニーを警戒し過ぎて歩かせたのが響いた。

不振の打線は、この日も石井一、広田のリレーに5安打。六回二 死一、二塁で町田が左翼席に3ランを放ち、いったんは逆転した が、頼みの紀藤が持ちこたえられなかった。(天野)

【写真説明】六回表、広島二死一、二塁、町田が左越えに3号3ランを放ち、3−1と一度は逆転に成功する

▽次へつながる覇気を

やっと連敗が止まる。そう思ったのはつかの間のはかない夢だっ た。

六回表、町田が逆転3ラン。今季は前の打席まで16打数1安打、 7三振とカモにされていた石井一からの意地の一発。データ通りに いかない、人間がやるから面白い。

そんな野球の面白さが一転して悪夢をもたらすのだからやりきれ ない。その裏、紀藤が先頭辻に右翼線二塁打を浴びた。外角攻めの 後の6球目。瀬戸のミットは内角だったが、いわゆる逆球。外に目 が慣れていた辻にきっちり運ばれた。

あとは池山の適時打、副島の逆転3ランでKOだ。紀藤には不運 もあった。再び降り出した雨。早く抑えてこの回を終わらないと、 勝利が霧散する可能性もあった。焦りに加え、気持ちも守りに入っ たのだろう。

それにしても、逆転された後がいけない。一気にナインから覇気 が消えた。凡打とはいえ一塁に全力で走るでなく、最後は淡々と負 けた。優勝の夢が消え、シーズン途中の監督交代でやる気を失った のだろうか。そう思われるようではプロとして情けない話だ。

今季は神宮球場で一度も勝てないまま終わった。寂しくなったと はいえ、左翼席ではファンが雨の中で声援を送り続けた。次はきっ とやってくれる。そんなファンの夢を奪っては困る。(時永)

◎セ・リーグ勝敗表(第22節・27日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率   差
(1)横 浜 100 59 40  1 .596   −
(2)中 日 106 61 44  1 .581   1.0
(3)巨 人 108 55 53  0 .509   7.5
(4)ヤクル 101 50 51  0 .495   1.5
(5)広 島 106 47 59  0 .443   5.5
(6)阪 神 105 40 65  0 .381   6.5


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