追撃及ばずコイ60敗

'98/8/28

横浜―広島23回戦(横浜14勝9敗、6時、横浜、二万七千)


カープ000220201―7 
横 浜30400015×―13 
▽勝 五十嵐27試合4勝1敗  
▽敗 山内20試合3勝6敗   
▽本塁打 前田22号(2)(川村)ペレス5号(2)(川村)ローズ15号(1) (高橋建)

●…広島は打撃戦の末、横浜に競り負け、5連敗となった。

先発の山内は球威がなく、あっさりと横浜打線に捕まった。一 回、石井琢からいきなり3連打を浴びて先制され、駒田の中前打な どで3点。三回は鈴木尚、ローズの連続二塁打で追加点を許し、降 板。二番手の菊地原も川村の2点二塁打で差を広げられた。

打線はよく粘った。四、五回に前田、ペレスの2ランで追い上 げ、七回は無死満塁から前田の2点二塁打。1点差として無死二、 三塁の好機が続いたが、三番手の五十嵐に金本から三者三振。流れ を引き寄せられず、終盤、突き放された。投手の交代機が遅れたの も傷口を広げる結果となった。(天野)

【写真説明】七回表、広島無死満塁、前田が中越えに2点二塁打を放ち、プロ通算1000本安打を達成。6−7と追い上げる

▽巧者の面影なく寂しい

緊迫した試合も終わって見れば、赤ヘルファンにとってはただ試 合時間が長いだけだった。5連敗。どこまで負ければ気が済むのだ ろうか。

序盤、山内がマシンガン打線に捕まって7失点。そのままかぶと を脱ぐかと、思ったらこの夜は違った。四回に前田、五回にペレス が2ラン。七回には3長短打で1点差まで迫った。ところが、膨ら んだ意地は一気にしぼんだ。

なおも続く無死二、三塁で代わった五十嵐に金本以下が三者連続 三振。三振した球はいずれもスライダー。五十嵐は絶対に抑えてや る、との気迫が表に出ていたが、広島? 疑問符の攻めは六回にも あった。江藤が左翼線安打したが二塁を欲張って憤死。緒方、浅井 の安打が続いたが結局、3連打で無得点のお粗末さだった。

守っても七回から登板の高橋建が先頭ローズに一発。八回には四 球と波留の二塁打でピンチを招き、つないだ玉木重が火に油を注い だ。波留を玉木重はそれまで6打数、無安打と抑えていた。波留に 代打は考えられず、ベンチの継投がワンテンポ早ければ局面は違っ ていたかもしれない。

首位を争うチームと5位を低迷するチームの差。そう言うのは簡 単だ。かつての試合巧者ぶりが感じられないのはあまりに寂しい。 (時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第22節・28日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 101 60 40  1 .600  −
(2)中 日 106 61 44  1 .581  1.5
(3)巨 人 109 56 53  0 .514  7.0
(4)ヤクル 101 50 51  0 .495  2.0
(5)広 島 107 47 60  0 .439  6.0
(6)阪 神 106 40 66  0 .377  6.5


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