横浜―広島24回戦(横浜14勝10敗、6時、横浜、二万八千)
カープ022030000―7 横 浜000000000―0
●…広島は前半、打線がつながって得点を重ね、加藤の力投で快 勝。連敗を5で止めた。
制球の悪い横浜の先発、マホームズを序盤から打ち込んだ。二 回、金本、江藤の連続二塁打と緒方の右前打で2点を先行。三回は 野村からの3連続長短打と金本の右犠飛で2点。五回は前田の2ラ ンなどで突き放した。
大量点に支えられた加藤は余裕のマウンド。直球、シュート、ス ライダーなどを丁寧に低めに集め、当たっている横浜打線を5安打 に封じた。
加藤は二年ぶりの完封で、6勝目。 (天野)
【写真説明】2年3カ月ぶりに完封勝利を挙げ、ファンの声援にこたえる加藤
やればできるじゃないか。出し惜しみをするな。そう言いたくな るぐらい投攻守が、がっちりかみあった勝利だった。
前夜、好機に三者連続三振に倒れた金本、江藤、緒方の3連続長 短打で、二回に2点を先制。以後、打線がつながって五回までに前 田の2ランなど先発野手全員安打の10安打で大量7点と打線が爆発 した。
守りも光った。四回には金本が本塁好返球で二塁走者を殺した。 七回二死三塁では、右前に抜けようかというゴロを正田が横っ跳び キャッチした。
攻守の援護に加藤もこたえた。内外角に持ち前のシュートを自在 に操って打者に的を絞らせなかった。常日ごろ、若い選手には負け ないと自負する投球術がさえた。そのうえ、終盤の八回、二死一、 三塁のピンチを144キロの速球で切り抜けるなど球速も最後まで落 ちなかった。
二十二年目の大野、加藤と同じ十五年目の紀藤が登録抹消され、 ベンチ入りしている投手陣の中では最年長。残り試合が少なくなっ て若手のチャンスが増える一方、加藤にとっては1試合、1試合が 大事になってきている。まだまだやれる。ベテランの熱い胸の内が マウンドでほとばしっていたように思えた。
プロらしい試合。もっともっと見せてほしい。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第22節・29日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 102 60 41 1 .594 − (2)中 日 107 61 45 1 .575 1.5 (3)巨 人 110 57 53 0 .518 6.0 (4)ヤクル 102 51 51 0 .500 2.0 (5)広 島 108 48 60 0 .444 6.0 (6)阪 神 107 40 67 0 .374 7.5



