加藤、2年ぶり完封 打線も爆発

'98/8/29

横浜―広島24回戦(横浜14勝10敗、6時、横浜、二万八千)


カープ022030000―7
横 浜000000000―0
▽勝 加藤17試合6勝4敗  
▽敗 マホームズ9試合4敗 
▽本塁打 前田23号(2)(マホームズ)

●…広島は前半、打線がつながって得点を重ね、加藤の力投で快 勝。連敗を5で止めた。

制球の悪い横浜の先発、マホームズを序盤から打ち込んだ。二 回、金本、江藤の連続二塁打と緒方の右前打で2点を先行。三回は 野村からの3連続長短打と金本の右犠飛で2点。五回は前田の2ラ ンなどで突き放した。

大量点に支えられた加藤は余裕のマウンド。直球、シュート、ス ライダーなどを丁寧に低めに集め、当たっている横浜打線を5安打 に封じた。

加藤は二年ぶりの完封で、6勝目。 (天野)

【写真説明】2年3カ月ぶりに完封勝利を挙げ、ファンの声援にこたえる加藤

▽プロらしい試合もっと

やればできるじゃないか。出し惜しみをするな。そう言いたくな るぐらい投攻守が、がっちりかみあった勝利だった。

前夜、好機に三者連続三振に倒れた金本、江藤、緒方の3連続長 短打で、二回に2点を先制。以後、打線がつながって五回までに前 田の2ランなど先発野手全員安打の10安打で大量7点と打線が爆発 した。

守りも光った。四回には金本が本塁好返球で二塁走者を殺した。 七回二死三塁では、右前に抜けようかというゴロを正田が横っ跳び キャッチした。

攻守の援護に加藤もこたえた。内外角に持ち前のシュートを自在 に操って打者に的を絞らせなかった。常日ごろ、若い選手には負け ないと自負する投球術がさえた。そのうえ、終盤の八回、二死一、 三塁のピンチを144キロの速球で切り抜けるなど球速も最後まで落 ちなかった。

二十二年目の大野、加藤と同じ十五年目の紀藤が登録抹消され、 ベンチ入りしている投手陣の中では最年長。残り試合が少なくなっ て若手のチャンスが増える一方、加藤にとっては1試合、1試合が 大事になってきている。まだまだやれる。ベテランの熱い胸の内が マウンドでほとばしっていたように思えた。

プロらしい試合。もっともっと見せてほしい。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第22節・29日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 102 60 41  1 .594  −
(2)中 日 107 61 45  1 .575  1.5
(3)巨 人 110 57 53  0 .518  6.0
(4)ヤクル 102 51 51  0 .500  2.0
(5)広 島 108 48 60  0 .444  6.0
(6)阪 神 107 40 67  0 .374  7.5


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