広島―中日23回戦(広島12勝11敗、6時20分、広島、九千)
中 日200000100―3 カープ00000023×―5
●…広島は八回、金本の2ランで中日に逆転勝ち。この回、七回 途中で救援の左腕前田から、先頭の前田が右前打。続く金本が甘い 変化球を右越えに運んだ。さらに浅井の右犠飛で追加点を奪った。
中盤までは中日ペース。先発ミンチーがゴメスに2本塁打を浴び 3失点。打線も川上に六回までわずか2安打と抑えられていた。そ の川上をKOしたのが代打のケサダ。七回二死一塁、高めの変化球 を左中間に1号2ラン。流れを変えた。八回からは玉木重、高橋 建、九回は小林幹とつないで反撃を断った。
中日は3連敗。(時永)
【写真説明】七回裏、広島二死一塁、代打ケサダが左中間にプロ入り初本塁打を放つ
投手と打者の関係で、よく相性がいいとか悪いとかいわれる。こ れは両者の呼吸にあって、投手からすると嫌な相手はどんなに工夫 しても呼吸をはずしにくいらしい。極端な例ではストライクゾーン がソフトボールの大きさぐらいにしか見えないとか。投げた球が誘 われるように打者の好むコースに走ってしまうとか。厄介なことが 多いと聞く。
そんな関係にならねばいいが、と危ぐする出来事があった。ミン チーとゴメスの関わりである。過去、ゴメスには打率3割8分9 厘、3本塁打とやられている。相手打線では最も気になる存在であ ろう。この夜はひどいことになった。
ミンチーは7回投げて与えた安打は4本にすぎなかったが、うち 3本までがゴメスで、しかも二発絡みで3点のすべてを取られてい る。出足の2ランはカウント2―0から。広島側から見ればもった いなさが先に立つが、3球目が打者に誘われるような内角の速球と なれば「相性」ということにもなろうか。
終盤に打線の爆発で広島は勝ちを得た。が、最多勝を競るミンチ ーは3失点と好投しながら降板の時点で、勝利資格を失っている。 本人には残念な思いがつのるだろうが、ここは確固たるエースの信 頼を得るためにも、ゴメスのような存在をきっちり消しておく必要 がある。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第23節・1日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 (1)横 浜 103 60 42 1 .588 ― 33 (2)中 日 109 61 47 1 .565 2.0 27 (3)巨 人 112 58 54 0 .518 5.0 23 (4)ヤクル 104 53 51 0 .510 1.0 31 (5)広 島 109 49 60 0 .450 6.5 26 (6)阪 神 109 41 68 0 .376 8.0 26



