コイ、拙攻に泣く/江藤が久々の21号

'98/9/8

巨人―広島20回戦(巨人11勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)


カープ010000000―1
巨 人10010200×―4
▽勝 桑田23試合13勝4敗
▽S 西山41試合3勝2敗4S
▽敗 黒田13試合2敗
▽本塁打 江藤21号(1)(桑田)

●…広島は巨人を上回る8安打を放ちながら江藤の本塁打の1点 だけ。連勝は2で止まった。

先発の黒田は、先頭打者を五度許して三度、失点した。一回は仁 志の二塁打を足場に内野ゴロで先制点。同点の四回は無死から清原 の左前打と元木の四球の後、ダンカンの右前打で勝ち越された。六 回は先頭の松井に四球。清原、元木の長短打などで2点を与えた。 先頭打者を警戒し過ぎて塁に出し、ピンチでは逃げの投球が目につ いた。

打線は桑田の要所を締める投球にかわされ、最後は西山に抑えら れた。江藤の同点アーチ後の二回一死一、二塁、三回と七回の二死 一、三塁も生かせず、8残塁に終わった。(天野)

【写真説明】二回表、広島一死、江藤が1カ月ぶりに左中間に21号の同点本塁打を放つ。捕手村田真。

▽経験積み配球術磨け

海の向こうの大リーグでは、シーズン最多本塁打の新記録達成に 王手がかかり、大フィーバー。それから見れば、ちょっぴり寂しい ものの、けっこう味の濃い試合だった。

桑田の投球である。三振を次々と奪うわけでもない、走者を出さ ないわけでもない。江藤には豪快なアーチもかけられた。だが、要 所で見せた投球にすごさがあった。

場面は三回、二死三塁。金本にストレートの四球を与え、前の打 席で同点ソロを許した江藤と対決。一発を浴びた球と同じスライダ ーで今度は中飛に抑えた。江藤を乗せたら怖い。危ない芽は早く摘 め。桑田がそこまで考えて勝負したかどうかはわからない。だが、 そんな風に思わせるだけでも大した投手である。

一方の黒田は久々の先発からかフォークが決まらず、苦心の投 球。三回二死二塁で四球を与え、松井と勝負するはめに。一ゴロに とったが、桑田と違って結果オーライだったようだ。六回、元木に 許した3点目の適時打は、外角に3球続けた変化球を打たれた。捕 手も若い田村だったが、黒田の投球も若かった。

若手が大きく飛躍するには経験が不可欠。若いバッテリーは今 夜、なかなか眠れないに違いない。しっかりと桑田の投球なりを研 究、明日に生かしたい。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第24節・8日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 108 65 42  1 .607  −
(2)中 日 114 63 50  1 .558  5.0
(3)巨 人 117 62 55  0 .530  3.0
(4)ヤクル 110 54 56  0 .491  4.5
(5)広 島 114 51 63  0 .447  5.0
(6)阪 神 115 43 72  0 .374  8.5


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