巨人―広島20回戦(巨人11勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)
カープ010000000―1 巨 人10010200×―4
●…広島は巨人を上回る8安打を放ちながら江藤の本塁打の1点 だけ。連勝は2で止まった。
先発の黒田は、先頭打者を五度許して三度、失点した。一回は仁 志の二塁打を足場に内野ゴロで先制点。同点の四回は無死から清原 の左前打と元木の四球の後、ダンカンの右前打で勝ち越された。六 回は先頭の松井に四球。清原、元木の長短打などで2点を与えた。 先頭打者を警戒し過ぎて塁に出し、ピンチでは逃げの投球が目につ いた。
打線は桑田の要所を締める投球にかわされ、最後は西山に抑えら れた。江藤の同点アーチ後の二回一死一、二塁、三回と七回の二死 一、三塁も生かせず、8残塁に終わった。(天野)
【写真説明】二回表、広島一死、江藤が1カ月ぶりに左中間に21号の同点本塁打を放つ。捕手村田真。
海の向こうの大リーグでは、シーズン最多本塁打の新記録達成に 王手がかかり、大フィーバー。それから見れば、ちょっぴり寂しい ものの、けっこう味の濃い試合だった。
桑田の投球である。三振を次々と奪うわけでもない、走者を出さ ないわけでもない。江藤には豪快なアーチもかけられた。だが、要 所で見せた投球にすごさがあった。
場面は三回、二死三塁。金本にストレートの四球を与え、前の打 席で同点ソロを許した江藤と対決。一発を浴びた球と同じスライダ ーで今度は中飛に抑えた。江藤を乗せたら怖い。危ない芽は早く摘 め。桑田がそこまで考えて勝負したかどうかはわからない。だが、 そんな風に思わせるだけでも大した投手である。
一方の黒田は久々の先発からかフォークが決まらず、苦心の投 球。三回二死二塁で四球を与え、松井と勝負するはめに。一ゴロに とったが、桑田と違って結果オーライだったようだ。六回、元木に 許した3点目の適時打は、外角に3球続けた変化球を打たれた。捕 手も若い田村だったが、黒田の投球も若かった。
若手が大きく飛躍するには経験が不可欠。若いバッテリーは今 夜、なかなか眠れないに違いない。しっかりと桑田の投球なりを研 究、明日に生かしたい。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第24節・8日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 108 65 42 1 .607 − (2)中 日 114 63 50 1 .558 5.0 (3)巨 人 117 62 55 0 .530 3.0 (4)ヤクル 110 54 56 0 .491 4.5 (5)広 島 114 51 63 0 .447 5.0 (6)阪 神 115 43 72 0 .374 8.5



