コイ攻守にミスだらけ

'98/9/9

巨人―広島21回戦(巨人12勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)


カープ300100010―5 
巨 人20201010×―6 
▽勝 河野17試合2勝1S   
▽S 槙原32試合6勝4敗14S 
▽敗 佐々岡27試合4勝10敗6S
▽本塁打 江藤22号(3)(岡島)清原22号(2)(佐々岡)

●…広島は相変わらず勝負弱い。投手陣に粘りがないうえ、攻守 にミスもあって巨人に競り負けた。

勝ち越し点は守りのミスだった。4―4の五回二死一、三塁で、 清水の遊ゴロを野村が一塁へ悪送球。試合の流れを巨人に押しやっ た。七回には玉木重が元木の適時打で追加点を与えて引き離され た。

広島は一回、江藤の左越え3ランで先行したが、先発の佐々岡が 不調。一回に2点を奪われ、三回には清原の2ランであっさり逆転 された。2点差の八回に緒方、浅井の長短打で追い上げ、無死一塁 の好機が続いたが、代打の高が送りバントを失敗。追撃ムードを自 ら摘み取った。

巨人は5連勝。(天野)

【写真説明】四回表、広島二死二塁、野村の中前打で二塁走者の佐々岡がホームをつくが、捕手村田真の好ブロックでタッチアウト

▽広島らしさ 影潜める

高々と舞い上がった打球が左翼席へ。初回に飛び出した江藤の2 試合連続の先制22号3ラン。大リーグでは62本のシーズン最多本塁 打の新記録が生まれた。スケールの違いはあるが、ホームランは夢 を与えてくれる。そう実感した。

しかし、夢は覚めるのも早いらしい。佐々岡が直後に2点を失 い、三回は清原に逆転2ラン。五回にもタイムリーエラーで勝ち越 し点を許した。いずれも先頭打者に安打を喫しての失点。同じこと を繰り返すあたり、ベテランらしくなかった。

攻めも、らしさを欠いた。四回二死一塁、佐々岡が右中間フェン ス直撃の同点二塁打。三村監督の、打席に立てば野手、の考えを実 践したが、塁に出れば走者、はできなかった。

続く野村の中前打。球脚が速く、走者は投手。ためらうケースで はあるが、三塁コーチは手をぐるぐる回した。アウトカウントは二 死。返球がそれれば1点。突っ込ませるケースでもある。だが、佐 々岡の離塁は小さかった。ベンチとの意識の差がなければ、本塁憤 死とは違う結果に結びついていたかもしれない。

八回にも1点差に詰め寄りながら、バント失敗、直後に併殺。点 の取り方が本当に下手になった。そつのない、広島らしい野球が影 を潜めている。それが現実なのは寂しい限りだ。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第24節・9日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率   差
(1)横 浜 109 65 43  1 .602   −
(2)中 日 115 63 51  1 .553   5.0
(3)巨 人 118 63 55  0 .534   2.0
(4)ヤクル 111 55 56  0 .495   4.5
(5)広 島 115 51 64  0 .443   6.0
(6)阪 神 116 44 72  0 .379   7.5


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