巨人―広島22回戦(巨人13勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)
カープ002000220―6 巨 人11003011×―7
●…広島は打線が二度、追いつきながら投手陣が毎回の13安打で 7失点。大事な場面で攻めのミスもあって、巨人に3連敗した。借 金14は今季最多。
決勝点は八回に許した。この回から登板の玉木重が簡単に二死を 取った後、仁志に四球。後藤の左前打で一、三塁となり、松井に中 前に切り返された。
広島は逆転機があった。八回無死満塁から浅井の中前への2点適 時打で同点。さらに無死一、二塁だったが、代打高が前夜に続いて バントを失敗し捕飛。代打町田の時、二塁走者の緒方が三盗を試み たが、スタートが一瞬早く挟殺された。勝ち越し点を奪えずに、流 れを引き寄せられなかったのが痛かった。
巨人は今季初の6連勝。(天野)
【写真説明】三回表、広島二死一塁、前田は右中間へ24号2点本塁打を放つ
この3連戦、一度は追いつきながら突き放されての3連敗。広島 の自滅、と言った方が当たっているように思えて仕方ない。
戦いぶりにメスを入れてみると、広島が巨人に得点を許したイニ ングは計十二度。うち九度が先頭打者に安打を浴びるか、四球を与 えていた。無死から走者を背負えば、失点する確率は大きくなる。 先頭打者は抑えろは、セオリーのはず。なぜか、今の広島はそれが できていない。
先発の山内は2連敗中、一方の入来は4連勝中。精神的な余裕の 差があるとしてもふがいない。特に同点で迎えた五回。先頭打者の 仁志にはそれまで12打数7安打と打ち込まれていた。それなのに、 初球から高めの甘い速球では打って下さい、と言っているようなも の。左前に運ばれ、結果は3点を失ってKOだ。
攻めも基本ができていない。七回は内野安打のペレスが二塁を奪 えるチャンスをみすみす逃したのが響き、1点差止まり。八回はバ ント失敗、走塁ミスで同点止まり。守れず、攻めきれずではやはり 勝てない。
ベンチも、選手も精いっぱいやっているとは思う。シーズンも終 盤となり、ナインの体もあちこちが悲鳴をあげているに違いない。 それにしても、である。今のままではチームの大手術は避けられな い。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第24節・10日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 (1)横 浜 110 65 44 1 .596 − (2)中 日 115 63 51 1 .553 4.5 (3)巨 人 119 64 55 0 .538 1.5 (4)ヤクル 112 56 56 0 .500 4.5 (5)広 島 116 51 65 0 .440 7.0 (6)阪 神 116 44 72 0 .379 7.0



