追い付けど コイ自滅/今季最多の借金14

'98/9/10

巨人―広島22回戦(巨人13勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)


カープ002000220―6 
巨 人11003011×―7 
▽勝 西山43試合4勝2敗4S 
▽S 槙原33試合6勝4敗15S 
▽敗 玉木重46試合6勝4敗2S
▽本塁打 清水11号(1)(山内)前田24号(2)(入来)

●…広島は打線が二度、追いつきながら投手陣が毎回の13安打で 7失点。大事な場面で攻めのミスもあって、巨人に3連敗した。借 金14は今季最多。

決勝点は八回に許した。この回から登板の玉木重が簡単に二死を 取った後、仁志に四球。後藤の左前打で一、三塁となり、松井に中 前に切り返された。

広島は逆転機があった。八回無死満塁から浅井の中前への2点適 時打で同点。さらに無死一、二塁だったが、代打高が前夜に続いて バントを失敗し捕飛。代打町田の時、二塁走者の緒方が三盗を試み たが、スタートが一瞬早く挟殺された。勝ち越し点を奪えずに、流 れを引き寄せられなかったのが痛かった。

巨人は今季初の6連勝。(天野)

【写真説明】三回表、広島二死一塁、前田は右中間へ24号2点本塁打を放つ

▽基本がダメ ふがいなし

この3連戦、一度は追いつきながら突き放されての3連敗。広島 の自滅、と言った方が当たっているように思えて仕方ない。

戦いぶりにメスを入れてみると、広島が巨人に得点を許したイニ ングは計十二度。うち九度が先頭打者に安打を浴びるか、四球を与 えていた。無死から走者を背負えば、失点する確率は大きくなる。 先頭打者は抑えろは、セオリーのはず。なぜか、今の広島はそれが できていない。

先発の山内は2連敗中、一方の入来は4連勝中。精神的な余裕の 差があるとしてもふがいない。特に同点で迎えた五回。先頭打者の 仁志にはそれまで12打数7安打と打ち込まれていた。それなのに、 初球から高めの甘い速球では打って下さい、と言っているようなも の。左前に運ばれ、結果は3点を失ってKOだ。

攻めも基本ができていない。七回は内野安打のペレスが二塁を奪 えるチャンスをみすみす逃したのが響き、1点差止まり。八回はバ ント失敗、走塁ミスで同点止まり。守れず、攻めきれずではやはり 勝てない。

ベンチも、選手も精いっぱいやっているとは思う。シーズンも終 盤となり、ナインの体もあちこちが悲鳴をあげているに違いない。 それにしても、である。今のままではチームの大手術は避けられな い。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第24節・10日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
(1)横 浜 110 65 44  1 .596  −
(2)中 日 115 63 51  1 .553  4.5
(3)巨 人 119 64 55  0 .538  1.5
(4)ヤクル 112 56 56  0 .500  4.5
(5)広 島 116 51 65  0 .440  7.0
(6)阪 神 116 44 72  0 .379  7.0


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