初先発の河野、大乱調 代打ケサダ2号3ラン

'98/9/15

阪神―広島23回戦(阪神12勝11敗、2時、甲子園、三万)


カープ000213000―6 
阪 神07001001×―9 
▽勝 薮22試合9勝10敗    
▽S リベラ39試合2勝3敗22S
▽敗 河野4試合1敗     
▽本塁打 ケサダ2号(3)(薮)

●…広島は河野が初先発。立ち上がりを三人で締めてリズムに乗 りかけたが、二回に突如、制球を乱した。

二塁打の後、連続四球で無死満塁。二死までこぎつけたが、ここ から連続押し出し四球。さらに今岡に2点適時打を浴びるなどこの 回、2安打、5四球を与えて降板した。球威と切れに非凡さを見せ たが、セットポジションからの制球に課題を残した。つないだ菊地 原は走者一掃の二塁打を浴び、計7点を献上した。

打線は六回、ケサダの3ランなど苦手の薮を攻略した。しかし、 序盤の失点があまりに大きすぎた。(木村雅)

【写真説明】六回表、広島一死一、三塁、代打ケサダが左越え3ランを放ち、緒方に迎えられる

▽屈辱バネに飛躍を期待

先発で投げるのを早く見てみたい。そう思っていた河野がやっと チャンスをもらった。プロ初先発。見ている方も、期待と不安が交 錯するマウンドだった。

一回、連続三振と中飛。幸先よく三人で料理、最初のハードルは クリアした。だが、走者を背負った時の投球はどうか。二番目のハ ードルは高かった。

二回、先頭大豊に二塁打。セットポジションからの投球はうわず り、連続四球。開き直って二死としたが、投手の薮に回って欲が出 て押し出し四球。気持ちの揺れが投球に直結して二回途中KO、7 失点。散々な先発デビューとなった。

無死満塁での川端コーチのアドバイスが生きたのか、二死までい った。それだけに交代を告げる川端コーチの重い足取りに落胆の大 きさ、あと一つのアウトを取る難しさがのぞいた。

最高球速145キロを記録、力の一端は見せた。1イニング5四球 のリーグタイを記録、制球の課題も見せつけた。経験の少ない若い 投手なら、だれもがぶつかるハードルではある。引退する大野も、 1年目の防御率はなんと135・00。屈辱をバネに大輪を咲かせ た。

河野への淡い期待は、シャボン球のように消えた。しかし、若い 投手には第二の大野になれる可能性がある。一度や二度の失敗で委 縮することはない。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第25節・15日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試
合 数 数 分  率  差り合
(1)横 浜 113 67 45  1 .598  − 23
(2)中 日 118 66 51  1 .564  3.5 18
(3)巨 人 122 64 58  0 .525  4.5 13
(4)ヤクル 116 57 59  0 .491  4.0 19
(5)広 島 120 53 67  0 .442  6.0 15
(6)阪 神 119 46 73  0 .387  6.5 16


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