阪神―広島23回戦(阪神12勝11敗、2時、甲子園、三万)
カープ000213000―6 阪 神07001001×―9
●…広島は河野が初先発。立ち上がりを三人で締めてリズムに乗 りかけたが、二回に突如、制球を乱した。
二塁打の後、連続四球で無死満塁。二死までこぎつけたが、ここ から連続押し出し四球。さらに今岡に2点適時打を浴びるなどこの 回、2安打、5四球を与えて降板した。球威と切れに非凡さを見せ たが、セットポジションからの制球に課題を残した。つないだ菊地 原は走者一掃の二塁打を浴び、計7点を献上した。
打線は六回、ケサダの3ランなど苦手の薮を攻略した。しかし、 序盤の失点があまりに大きすぎた。(木村雅)
【写真説明】六回表、広島一死一、三塁、代打ケサダが左越え3ランを放ち、緒方に迎えられる
先発で投げるのを早く見てみたい。そう思っていた河野がやっと チャンスをもらった。プロ初先発。見ている方も、期待と不安が交 錯するマウンドだった。
一回、連続三振と中飛。幸先よく三人で料理、最初のハードルは クリアした。だが、走者を背負った時の投球はどうか。二番目のハ ードルは高かった。
二回、先頭大豊に二塁打。セットポジションからの投球はうわず り、連続四球。開き直って二死としたが、投手の薮に回って欲が出 て押し出し四球。気持ちの揺れが投球に直結して二回途中KO、7 失点。散々な先発デビューとなった。
無死満塁での川端コーチのアドバイスが生きたのか、二死までい った。それだけに交代を告げる川端コーチの重い足取りに落胆の大 きさ、あと一つのアウトを取る難しさがのぞいた。
最高球速145キロを記録、力の一端は見せた。1イニング5四球 のリーグタイを記録、制球の課題も見せつけた。経験の少ない若い 投手なら、だれもがぶつかるハードルではある。引退する大野も、 1年目の防御率はなんと135・00。屈辱をバネに大輪を咲かせ た。
河野への淡い期待は、シャボン球のように消えた。しかし、若い 投手には第二の大野になれる可能性がある。一度や二度の失敗で委 縮することはない。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第25節・15日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 (1)横 浜 113 67 45 1 .598 − 23 (2)中 日 118 66 51 1 .564 3.5 18 (3)巨 人 122 64 58 0 .525 4.5 13 (4)ヤクル 116 57 59 0 .491 4.0 19 (5)広 島 120 53 67 0 .442 6.0 15 (6)阪 神 119 46 73 0 .387 6.5 16



