阪神―広島24回戦(12勝12敗、6時、甲子園、二万一千)
カープ130010000―5 阪 神100201000―4
●…広島は、最多勝争いのトップに並んだミンチーの粘り強い投 球で、接戦をものにした。
打線は序盤にメイを攻略した。一回、野村の右中間三塁打と笘篠 の左犠飛で先制。同点とされた二回には、江藤の中越え本塁打で再 び勝ち越し。さらに一死満塁から野村、笘篠の連続適時打で計3点 を挙げた。1点差とされた五回にも、町田の三塁強襲の二塁打で追 加点。常に先手を取り、試合を優位に進めた。
ミンチーは毎回のように走者を背負う苦しい投球。しかし、勝負 どころで球を低めに集め、大量点を許さなかった。(小西晶)
【写真説明】粘り強い投球で、最多タイの14勝目を手中にしたミンチー
先発ミンチーが最多勝争いのトップに並ぶ14勝をマーク。タイト ル争い以上に、久々に競り合いをものしての勝利で目に付いたのが 広島の守りだった。
三回一死一、三塁で見せたケサダの強肩。右翼線に飛んだ今岡の ライナーをうまく回り込んで捕球、本塁へワンバウンドで矢のよう な球を投げた。併殺。一瞬にしてピンチを切り抜けたプレーこそ、 まさにプロである。
バットでは結果を出せなかったケセダだが、持ち前の強肩でチー ムに貢献した。その陰にはベンチのバックアップがあった。三回の 守備につく前、三塁ベンチ前で高代コーチがケサダを捕まえてアド バイス。おそらく、右から左への風を頭に入れての守備位置の確認 などだったろう。
四回に野村の手痛いタイムリーエラーが出たが、以後は守りにつ まずきはなかった。攻守の変わり目に必ずと言っていいほどあった ベンチ前でのコーチと選手の打ち合わせ。これが守備の集中力を生 んだ。
前田を欠き、金本は無安打。勝ち越しアーチを放った江藤も以後 が続かず。クリーンアップに迫力がない以上、守備の比重はぐーん とアップする。当然のことである。とはいえ、きっちりとした守り の野球はやはり、ベンチと選手がうまくかみ合ってこそできる。 (時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第25節・16日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 (1)横 浜 114 67 46 1 .593 ― 22 (2)中 日 119 67 51 1 .568 2.5 17 (3)巨 人 123 65 58 0 .528 4.5 12 (4)ヤクル 117 57 60 0 .487 5.0 18 (5)広 島 121 54 67 0 .446 5.0 14 (6)阪 神 120 46 74 0 .383 7.5 15



