ミンチー、最多タイの14勝 江藤、会心の24号

'98/9/16

阪神―広島24回戦(12勝12敗、6時、甲子園、二万一千)


カープ130010000―5 
阪 神100201000―4 
▽勝 ミンチー31試合14勝9敗 
▽S 小林幹48試合8勝6敗14S
▽敗 メイ19試合4勝9敗   
▽本塁打 江藤24号(1)(メイ)檜山14号(1)(ミンチー)

●…広島は、最多勝争いのトップに並んだミンチーの粘り強い投 球で、接戦をものにした。

打線は序盤にメイを攻略した。一回、野村の右中間三塁打と笘篠 の左犠飛で先制。同点とされた二回には、江藤の中越え本塁打で再 び勝ち越し。さらに一死満塁から野村、笘篠の連続適時打で計3点 を挙げた。1点差とされた五回にも、町田の三塁強襲の二塁打で追 加点。常に先手を取り、試合を優位に進めた。

ミンチーは毎回のように走者を背負う苦しい投球。しかし、勝負 どころで球を低めに集め、大量点を許さなかった。(小西晶)

【写真説明】粘り強い投球で、最多タイの14勝目を手中にしたミンチー

▽好守生むベンチの支え

先発ミンチーが最多勝争いのトップに並ぶ14勝をマーク。タイト ル争い以上に、久々に競り合いをものしての勝利で目に付いたのが 広島の守りだった。

三回一死一、三塁で見せたケサダの強肩。右翼線に飛んだ今岡の ライナーをうまく回り込んで捕球、本塁へワンバウンドで矢のよう な球を投げた。併殺。一瞬にしてピンチを切り抜けたプレーこそ、 まさにプロである。

バットでは結果を出せなかったケセダだが、持ち前の強肩でチー ムに貢献した。その陰にはベンチのバックアップがあった。三回の 守備につく前、三塁ベンチ前で高代コーチがケサダを捕まえてアド バイス。おそらく、右から左への風を頭に入れての守備位置の確認 などだったろう。

四回に野村の手痛いタイムリーエラーが出たが、以後は守りにつ まずきはなかった。攻守の変わり目に必ずと言っていいほどあった ベンチ前でのコーチと選手の打ち合わせ。これが守備の集中力を生 んだ。

前田を欠き、金本は無安打。勝ち越しアーチを放った江藤も以後 が続かず。クリーンアップに迫力がない以上、守備の比重はぐーん とアップする。当然のことである。とはいえ、きっちりとした守り の野球はやはり、ベンチと選手がうまくかみ合ってこそできる。 (時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第25節・16日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試
合 数 数 分  率  差り合
(1)横 浜 114 67 46  1 .593  ― 22
(2)中 日 119 67 51  1 .568  2.5 17
(3)巨 人 123 65 58  0 .528  4.5 12
(4)ヤクル 117 57 60  0 .487  5.0 18
(5)広 島 121 54 67  0 .446  5.0 14
(6)阪 神 120 46 74  0 .383  7.5 15


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