投手戦コイ根負け

'98/9/19

中日―広島25回戦(中日13勝12敗、2時、ナゴヤドーム、四万五 百)


カープ000010001―2
中 日00000102×―3
▽勝 落合52試合4勝5敗5S
▽S 宣40試合3勝28S
▽敗 加藤20試合7勝5敗
▽本塁打 江藤26号@(山本昌)金本20号@(宣)

●…広島は同点の八回に突き放された。加藤が二死から関川以下 に3連打を浴びて勝ち越しを許し、救援の高橋建も立浪に中前打を 喫した際に失策が絡んで計2点を奪われた。七回までの加藤は安定 していた。この間の失点は六回の一死二塁から暴投で失った1点に すぎなかった。

打線は五回に江藤の左越え本塁打で先制したが、山本昌の緩急と 制球のよさに苦しみ続けた。八回には代わった落合から二死一、二 塁の好機を得たものの、実りがなく、九回に金本が宣から奪った一 発で1点差としたのが精いっぱいだった。(中村忠)

【写真説明】九回表、広島無死、金本が宣(手前)から4年連続の20本塁打になるソロホームランを右へ放ち、2−3と追い上げる

▽上位いじめも腰くだけ

加藤と山本昌。両先発投手の投げ合いで終盤までもつれた好ゲー ムも、終わって見れば広島の逆転負け。すでに二年連続の負け越し が決まった広島が、ちょっぴり意地を見せたとしか言いようがない のは何ともわびしい。

得点は豪快だった。五回に江藤が、山本昌から左翼席へ3試合連 続となる先制アーチ。九回は、金本が抑えの宣から1点差に迫る20 号ソロ。ともに打った瞬間、それとわかるな当たりだったが、得点 は、この2点のみ。主軸の一発で、打線に弾みがつかないのが何と も寂しい。

失点はあっけなかった。六回、加藤のワンバウンドの投球を瀬戸 が大きくはじき、二塁走者の李に一気に本塁を陥れられて同点。八 回は勝ち越し点を許した後、立浪の中前打で返球をあせった緒方が ファンハンブルして3点目。守りのミスが失点に直結するあたり が、何ともつらい。

中日ベンチのさい配も見事だった。八回二死一塁で四番ゴメスに エンドランのサイン。打球は二塁ベースカバーへ動いた高山の右横 を抜けて一、三塁。それまで3打席連続三振の山崎の勝ち越し打を 呼び込んだ。首位横浜を追って逆転優勝に燃える中日と、5位を低 迷する広島。チームの勢いの差、という言葉で片づけるのは何とも 面白くない。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第25節・19日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試
合 数 数 分  率  差り合
@横 浜117 69 47 1 .595  − 19
A中 日121 68 52 1 .567 3.0 15
B巨 人126 66 60 0 .524 5.0 9
Cヤクル120 59 61 0 .492 4.0 15
D広 島123 54 69 0 .439 6.5 12
E阪 神123 48 75 0 .390 6.0 12


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