代打前田 貫録の決勝打

'98/9/20

中日―広島26回戦(13勝13敗、2時、ナゴヤドーム、四万五百)


カープ110100040―7
中 日000103000―4
▽勝 小林幹49試合9勝6敗14S
▽敗 落合53試合4勝6敗5S 

●…1点をリードされた広島は八回に四番手の落合を攻め、無死 から江藤、緒方の長短打で好機を得るとペレスの左翼線二塁打で同 点とした。救援の前田からも一死後、代打前田の右前適時打で2点 を勝ち越し。さらにスクイズで計4点として突き放した。

先発の黒田は、打線が四回までにペレスの適時打などで奪った3 点を背に、前半を犠飛による1失点で通過した。だが、六回には安 打と四死球の一死満塁で、犠飛と代打南渕の二塁打で逆にリードを 許した。

劣勢をはね返した以後の2回は、小林幹が三人刻みの力投で逃げ 切った。(中村忠)

【写真説明】八回表、広島一死二、三塁、代打前田が右前へ勝ち越しの適時打を放つ

▽みっちりバント練習を

終盤の八回、集中打で見事な逆転勝ち。勝利の美酒でほろ酔い、 といきたいが中身をチェックすると悪酔いしそうである。

なぜなら、中日に広島野球のお株を奪われたからだ。それはバン ト。勝負どころできっちりと送れるかどうかで、試合の流れが変わ ることがある。できていたのは中日で、広島はさっぱりだった。

六回の攻防でそれがはっきり出た。広島は無死一塁で田村が初球 をバント。ファウルとなった後、走者がけん制でアウト。田村は四 球を選んだが、黒田の投前バントで二封され、追加点を奪えなかっ た。

中日は無死一、二塁から立浪が初球をバント。三塁線にきっちり 転がして送った。続く井上への初球は力みからか死球となり、一死 満塁。犠飛と2点二塁打で一気に逆転した。

ところが八回、バント失敗が広島の大逆転劇を演出したのだから 分からない。無死二塁で緒方は初球、2球目を続けてバントしたが ファウル。強打に切り替えた緒方が左前に運び、ペレスの二塁打で 同点。代打前田の2点適時打が続き、皮肉にも仕上げは笘篠のスク イズバントだった。

バントは簡単そうで難しいという。秋季練習では、ヘドを吐いて 倒れるぐらいまでバント練習する必要があるのではないか。(時永 彰治)


◎セ・リーグ勝敗表(第25節終了・20日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試 
合 数 数 分  率  差り合 
@横 浜 118 70 47  1 .598    18 
A中 日 122 68 53  1 .562  4.0 14 
B巨 人 127 67 60  0 .528  4.0  8 
Cヤクル 121 59 62  0 .488  5.0 14 
D広 島 124 55 69  0 .444  5.5 11 
E阪 神 124 48 76  0 .387  7.0 11 


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