広島―巨人24回戦(巨人15勝9敗、6時20分、広島、一万六千)
巨 人030001601―11 カープ000000030―3
●…広島の先発河野は二回、四球と連打の無死満塁から犠飛で先 制され、守りのミスも絡んで3点を失った。しかし、以後は五回で 降板するまでの3イニングを1四球と踏ん張った。
試合を壊したのは中継ぎ陣。六回は高橋建が清原にソロを浴び、 七回にはペルドモ、菊地原が捕まり、松井の満塁本塁打などで6失 点。九回にも山田がソロを喫するなど散々だった。
打線は八回に代打笘篠のソロ、江藤の2ランが飛び出したもの の、あとの祭りだった。
巨人の岡島は完投を逃したが3勝目。(時永)
【写真説明】八回裏、広島二死三塁、江藤が左翼席に27号2ランを放つ
この道二年目の河野が先発と聞いて、楽しみが膨らんだ。今年の キャンプで注目していた一人だったからである。結果は五回を2安 打。3失点はしたものの、うち2点はバックのミスによるもので、 自責点は1点にすぎない。それでいて持ち味をフルに出したとは言 えなかった。本来は球速145k前後を誇る若者だが、この夜は1 40kがわずかに掲示された程度というのが理由だった。
ここには訳がある。先の阪神戦で初先発した際、二回に5四球と 乱れて、7失点のKO。大方の投手は過去の良かったことより、悪 い部分を覚えているとされる。それがこの夜のマウンドに影を落と していたのはまぎれもない。だから一層、慎重になった。並の球威 は、1球の重みと意味を意識しての結果というのが本当だろう。
本来のマウンドには遠かったのは確かでも、一方では収穫を得て いる。制球の大切さである。河野の特徴は球威と切れの良さ。変化 球にも味がある。ここに前述の「収穫」が絡めば、ということにな る。
無論、これからプロの奥行きの深さを知り、怖さを学んでいくの だが、この間、試行錯誤を繰り返し、ミスやポカを何度かやるだろ う。しかし、その潜在能力からして、失敗を成功へ導くのは早いと 見る。将来をにらんで楽しみな若者である(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第26節・23日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 @横 浜119 71 47 1 .602 17 A中 日123 68 54 1 .557 5.0 13 B巨 人129 69 60 0 .535 2.5 6 Cヤクル122 60 62 0 .492 5.5 13 D広 島126 55 71 0 .437 7.0 9 E阪 神125 48 77 0 .384 6.5 10



