コイ 粘り及ばず

'98/9/26

広島―横浜25回戦(横浜15勝10敗、6時21分、広島、一万二千)


横 浜020010200―5
カープ200001000―3
▽勝 戸叶21試合7勝7敗
▽S 佐々木46試合1勝1敗41S▽敗 加藤21試合7勝6敗
▽本塁打 佐伯8号A(加藤)金本21号@(戸叶)石井琢6号A (加藤)

●…広島は同点の七回、加藤が簡単に二死とした後、代打荒井の 安打に続く石井琢に中越え2ランを浴びて押し切られた。

先発の加藤は二回の一死一塁で、佐伯に左へ巧みに打ち込まれて 横一線とされ、五回には一死二塁で戸叶の内野安打に木村の失策が 絡んで勝ち越しを許した。

広島は打線が出足で金本の適時打と江藤の犠飛で、戸叶から早々 と2点を先制した。六回には金本の右中間本塁打で一度は追いつい たが、以後は阿波野、佐々木のリレーにかわされた。

横浜のマジックは一つ減って8となった。(中村忠)

次代へ魅力見せた木村

試合開始前からの雨で心配されたスタンド。マジック9が点灯、 優勝へのカウントダウンが始まった横浜が相手。それだけに左翼席 だけでなく三塁席でもブルーの帽子が目に付いた。

八回裏、ストッパー佐々木がアナウンスされると大歓声。さすが にいつもと違う雰囲気があった。それでも、右翼席を中心に赤ヘル ファンは最後まで熱い声援を送り続けた。その理由はナインの意地 を見たいのと、来季をにらんで起用される若い選手のプレーにあっ たに違いない。

この夜、「二番、セカンド」で先発出場したのは木村。一回無死 一塁、左打席で左前へ流し打った。続く金本の右前への先制打で三 塁を奪い(記録は右翼手の失策)、江藤の右犠飛で本塁に滑り込ん だ。

バットではいきなり、いい結果を出したが、守りは経験不足を露 呈した。五回一死二塁、ぼてぼてのゴロ(内野安打)を無理な体勢 から一塁に悪送球。勝ち越し点を与えたがシュンとすることなく、 八回は右打席で中前打を放ち二盗を決めた。

いい点もこれからの点も余すことなく見せた。動きがきびきびし て元気いっぱい。何より、泥だらけのユニホームが似合うのがい い。左右打ち、俊足。高橋慶、山崎、正田に続く後継者としての資 格は十分と見る。(時永彰治)

【写真説明】六回裏、広島一死、右越えに同点ソロ本塁打を放ち、高代コーチから祝福され、三塁ベースを回る金本

◎セ・リーグ勝敗表(第26節・26日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試
合 数 数 分  率  差り合
@横 浜121 73 47 1 .608    15
A中 日124 68 55 1 .553 6.5 12
B巨 人130 70 60 0 .538 1.5 5
Cヤクル124 60 64 0 .484 7.0 11
D広 島127 55 72 0 .433 6.5 8
E阪 神126 49 77 0 .389 5.5 9


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