広島ヒヤリ、佐々岡好投5勝目

'98/10/1

広島―巨人25回戦(巨人15勝10敗、6時21分、広島、九千)  


巨 人000000240―6
カープ40012000×―7
▽勝 佐々岡29試合5勝11敗6S
▽S 小林幹52試合9勝6敗16S
▽敗 三沢43試合3勝5敗3S 
▽本塁打 清水13号B(玉木重)

●…広島は一回一死満塁から浅井、ペレスの連続適時打などで3 点を先制。四回にも加点し、五回は緒方、浅井の連続長打と敵失で 2点を奪い主導権を握った。

打線の活発な援護に先発佐々岡も飛ばした。六回まで1安打、1 死球で二塁を踏ませない好投。七回、四球をきっかけに松井、吉村 禎の連続長短打で2点を失ったが後続を断った。八回に救援の玉木 重、高橋建が捕まって1点差に詰め寄られたが、最後は小林幹が三 人で切った。佐々岡は七月十四日以来の5勝目。

巨人の連勝は7で止まった。(時永)

【写真説明】五回裏、広島一死三塁、浅井が右翼線へ適時二塁打を放つ

▽残りわずか、完全燃焼を

相手が巨人というのにスタンドは寂しかった。終局の目標が早々 と消えたのが第一だが、そればかりが理由ではない。試合展開にド ラマの欠けていることも見落とせない。シーズンも早い時期にはお 家芸の足技によってドラマがあり、うれしい推理をさせてもくれ た。それも後半は縁遠い。

その後半も悲しいことに負けパターンの先読みばかりが先行とい った具合で、何だか推理小説を読もうとしたら、側から犯人を言い 当てられたような味気なさ。そんな試合が多すぎた。

この夜は逆に試合前半でファンにうれしい先読みをさせてはくれ たが、シーズンもここまで煮詰まって、順位にも変動がないとなれ ば、やはり行き着くところは内容ということになろうろうか。無 論、勝つことは大切だが、この夜のように巨人は四番に代打が専門 の吉村禎を据えて引退の花道と粋なはからいをしている。これだけ で勝利への執着がどの程度かは知れる。

この勝利で目についたのは佐々岡のひたむきさと、川相の飛球を 好捕した緒方の闘争心といったところか。残された試合はわずかで も、ここにすべてをぶつける、その気概こそが何より大切である。 あきらめが先に立つと、これまで築いた選手個々の財産が消えるば かりではない。当然のことながら来季以降、チームが難儀すること になる。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第27節・1日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試
合 数 数 分  率  差り合
@横 浜125 75 49 1 .605  − 11
A中 日127 70 56 1 .556 6.0 9
B巨 人133 72 61 0 .541 1.5 2
Cヤクル128 61 67 0 .477 8.5 7
D広 島130 57 73 0 .438 5.0 5
E阪 神129 50 79 0 .388 6.5 6


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