広島―巨人26回戦(巨人15勝11敗、6時20分、広島、一万)
巨 人200000100―3 カープ01120200×―6
●…広島は地元最終戦を逆転勝ちで飾った。
二回、町田が追撃のソロ。三回に金本の右中間二塁打で追いつ き、四回に勝ち越した。一死一、三塁から暴投で緒方が本塁を陥 れ、一塁から一気に三塁を奪ったケサダを瀬戸がスクイズで迎え入 れた。六回はケサダがダメ押し2ラン。久々にそつのない攻めだっ た。
先発の加藤は一回、エラーなどで2点を失ったが、以後は身上の 粘りの投球。ケサダの好守もあって七回まで9安打を喫しながら、 3点で切り抜けた。終盤、小刻みにつないで加藤は8勝目、小林幹 は17セーブ目をマークした。(時永)
【写真説明】地元での最終戦を飾り、ファンにこたえる三村監督
三村監督の指揮も地元広島ではこの夜が最後であった。昨季まで の四年間はAクラスをキープしてきたが、「己を信じて」のキャッ チフレーズを下敷きに挑んだ今季、Vの道はあまりに遠く、夢はは かなく散った。しかも就任以来、最悪の結果である。
無残ともいえる戦績は当然、監督の力量とかかわりなしとはいえ ないが、すべての責任を指揮官に押しつけるわけにはいかない。行 き着くところは戦力面の不足、それだろう。
打線に例を引くと、リーグ一の評価はまぎれもないが、レギュラ ーと控え選手の断層は、他球団に比べてやはり大きい。かつて首脳 陣が言っていた。「いつも氷の上でのプレーを見ている感じ」。主 力の一人がけがをした場合、おいそれと補いがつかない。その点を 指しての言葉である。確かにその通りで、ここは緒方が欠場した以 後を見るまでもない。
その主力にしても、競り合う相手がいなければ、結果が悪くとも 自身に安易に妥協といったことにもなりかねない。シーズン後半に 散見された集中力の薄れ、あるいは気力の後退は控え選手との断層 と無縁ではない気がする。ここは来季を見据えて球団全体の抜本的 な対策が必要だろう。そうでないと指導者が苦労するばかりではな く、ファンの要望にもこたえにくい。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第27節・2日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 @横 浜126 76 49 1 .608 A中 日128 70 57 1 .551 7.0 B巨 人134 72 62 0 .537 1.5 Cヤクル128 61 67 0 .477 8.0 D広 島131 58 73 0 .443 4.5 E阪 神129 50 79 0 .388 7.0



