巨人―広島最終戦(巨人16勝11敗、6時1分、東京ドーム、五万 五千)
カープ100003000―4 巨 人33000001×―7
●……広島先発の黒田は制球が甘く、一回から巨人打線に捕まっ た。四球と清水の左前打などで二死二、三塁。高橋の一、二塁間安 打で逆転され、川相の中前打で3点目を許した。二回も四球と清水 の右前打などで二死一、三塁とされ、松井に右越え3ランを浴び た。ともに先頭打者を歩かせたのがつまずきの始まり。二死までこ ぎつけたが、踏ん張り切れなかった。
打線は一回に江藤の中犠飛で先制。六回には江藤の3ランで追い 上げ、終盤も再三、走者を得点圏に送ったが、巨人の小刻みな継投 にかわされた。
桑田は最多勝争いでトップの16勝目。(天野)
【写真説明】六回表、広島一死一、二塁、江藤が左中間に28号3ランを放つ
巨人はこの夜が今季の最終戦。松井が初タイトルとなる本塁打と 打点の二冠をほぼ確実にすれば、高橋が史上十人目の新人3割打者 を決めるなど来季に楽しみを持たせる内容で締めくくった。
さて広島は、となると避けて通れないのが投手陣。先日、加藤が 今季限りで退団、と聞いた時正直驚いた。なにしろ、ミンチーとと もに先発の軸の一人として結果を出してきた右腕である。若返りを 進めたい球団方針に一定の理解はできるものの、何もそこまでしな くても、と思ったのも事実だ。同僚記者から「来季は最下位確実だ な」と言われもした。おおかたのファンの率直な思いでもあろう。
試合は来季、弱体投手陣返上の期待がかかる若手のオンパレード だった。中でも先発の軸候補である黒田、沢崎、山内の出来はとい うと黒田は×、沢崎は○、山内は△か。黒田は大野の引退試合とは 雲泥の出来。2試合続けて結果を出す難しさを露呈した。沢崎はフ ァームで約三カ月、もがき続けたのが実って投球フォームが安定し ていた。
加藤は新天地にかける強い思いを二日のマウンドで見せ、広島で の有終の美を飾った。黒田が、沢崎が、山内が、「おっ、やるじゃ ないか」と言わせる活躍をしてくれないと赤ヘルの明日は切り開け ない。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第27節・3日現在) 試 勝 敗 引 勝 残り 合 数 数 分 率 差 試合 @横 浜127 76 50 1 .603 − 9 A中 日129 71 57 1 .555 6.0 7 B巨 人135 73 62 0 .541 1.5 0 Cヤクル129 62 67 0 .481 8.0 6 D広 島132 58 74 0 .439 5.5 3 E阪 神130 50 80 0 .385 7.0 5



