阪神―広島26回戦(13勝13敗、6時、甲子園、一万二千)
カープ002001000―3 阪 神010000000―1
●…広島は1点をリードされた三回、阪神の先発山村からミンチ ーと野村の短長打で無死二、三塁の好機を得た。ここでペレスが同 点の左前打。さらに四球の満塁から江藤の適時打で勝ち越した。直 後の無死満塁は落としたものの、六回には死球と安打の一死一、三 塁から瀬戸の適時打で突き放した。
先発のミンチーは二回の二死一塁で北川に二塁打を喫して先制さ れた。しかし、以後は持ち前のテンポの良さと巧みな緩急で、散発 2安打でしのいだ。今季二度目の無四球完投で15勝目を挙げ、最多 勝に望みをつないだ。(中村忠)
【写真説明】三回以降は阪神に三塁を踏まさぬ投球で15勝目を挙げたミンチー
あっという間に首位から滑り落ち、Bクラスに落ち着き、いつの まにか5位が確定。最下位は免れたものの、中身は限りなく最下位 に近いとしか言いようがない。
何しろ、この夜の阪神戦を落とせば、全球団負け越しが決まって いた。昨年は4球団に負け越しながら、なぜかAクラスの3位。全 球団に負け越しての5位は過去にヤクルト、横浜が記録しているだ け。広島の全球団負け越しは実に一九七四(昭和四十九)年以来 で、屈辱という以外の何ものでもない。
幸いなことに最多勝に望みをつなぐミンチーの好投で、「屈辱」 は明日の阪神最終戦に持ち越すことができた。それでも、無死満塁 で江藤が中越えの大きな当たりを放ちながら1点どまり。「うそだ ろう」と舌打ちしそうな攻めで楽勝を接戦にすり替えるあたり、今 季を象徴するような試合運びだった。
七五年の初優勝以来、六度のリーグ優勝、三度の日本一に輝いた 広島も最後の優勝から七年がたつ。よく作るのは難しいが壊すのは 簡単と言われる。これまで培ってきた強い赤ヘル野球が音を立てて 壊れた。そんな思いを持つのは球炎子だけだろうか。チームの立て 直しが一筋縄でいかないのは確か。大変である。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第27節・4日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 @横 浜128 76 51 1 .598 − 8 A中 日129 71 57 1 .555 5.5 7 B巨 人135 73 62 0 .541 1.5 0 Cヤクル130 63 67 0 .485 7.5 5 D広 島133 59 74 0 .444 5.5 2 E阪 神131 50 81 0 .382 8.0 4



