阪神―広島最終戦(阪神14勝13敗、6時、甲子園、五千)
カープ000010100―2 阪 神00104000×―5
●…広島の先発河野は三回、二塁打を挟む四球と失策の無死満塁 から、二ゴロ併殺の間に1点を先行された。味方が同点とした直後 の五回には失策とバントの一死二塁で、坪井以下の連続4安打と暴 投で一挙に4点を奪われ、流れを持ち去られた。
打線は五回に先発藪を攻め、江藤、緒方の長短打と犠飛で一度は 追いついた。しかし、再び勝ち越されてからは七回、笘篠の適時打 で1点を加えただけ。九回はリベラにかわされた。敗れた広島は全 球団に対して負け越しが決まった。(中村忠)
【写真説明】八回表、全球団に負け越しが濃厚になり、重苦しい雰囲気の広島ベンチ左から長内コーチ、金本、三村監督、先発した河野
スタンドには閑古鳥が泣いていた。五万六千人収容の甲子園球場 にわずか五千人。日本野鳥の会の人でなくても、数えることができ そうなくらい寂しかった。
5位と6位の試合だから、当然と言えば当然か。それでも、ワク ワクする試合が見られそうと思えるなら、ファンは喜んで足を運ぶ だろう。しかし、広島は六月の首位陥落後、そんな試合が影を潜め た。
その理由の一つとして挙げられるのがエラー。失策数はこの夜の 笘篠、野村の各1を足して88となり、堂々のリーグ・ワースト1 だ。バッテリーミスも先発河野の1を加えて暴投が50、捕逸も15と ひどい。
ミスのオンパレードに加え、この試合も二度にわたって失策絡み で失点したように、これまでもそんなケースが目に余った。広島の 観客動員数が、よくも百万人の大台に乗ったと思う。
大リーグの格言にこんなのがある。「エラーするのは選手、それ を許すのはファン」。失敗するのが人間。人間だから失敗を取り返 そうとして、素晴らしいドラマを演じることもある。だが、集中力 を欠いた失策では、ファンの許す気持ちもなえる。必死に取り組む ナインの思いが伝わってくるような試合を、今季最終の横浜戦(十 二日)では何としても見せるべきではないか。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第27節終了・5日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 @横 浜 129 76 52 1 .594 7 A中 日 129 71 57 1 .555 5.0 7 B巨 人 135 73 62 0 .541 1.5 0 Cヤクル 131 64 67 0 .489 7.0 4 D広 島 134 59 75 0 .440 6.5 1 E阪 神 132 51 81 0 .386 7.0 3



