横山悔し、2発浴びKO

'99/5/29

広島―横浜9回戦(横浜5勝4敗、6時21分、広島、二万二千)


横 浜000320100―6 
カープ000100000―1 
▽勝 森中9試合1勝
▽敗 横山11試合2勝2敗
▽本塁打 ポゾ5号B(横山)駒田5号A(横山)鈴木尚10号@ (ペルドモ)

●…広島先発の横山は横浜の2発に沈んだ。四回一死一、二塁、 ポゾにバックスクリーンへの3点本塁打を喫し、五回には駒田に左 へ2ランを運ばれた。いずれも直球で、本来の切れがなかった。

打線は横浜の先発小桧山の緩急をつけた投球の前に三回まで無安 打。0―3の四回、木村の二塁打を足掛かりに町田の適時打で1点 を返すのが精一杯。五回二死から救援した森中に沈黙したまま、4 安打、1点だけに終わった。

横浜は全得点を本塁打で挙げた。好投の小桧山の負傷退場もあっ たが、二番手森中が素晴らしかった。速球を主体に小気味よい投球 で、プロ入り初勝利を挙げた。

広島の連勝は3でストップ。(下手)

【写真説明】4回裏、横浜無死1、2塁、ポゾに中越え3ランを浴び、立ち尽くす横山

▽ハマの術中にはまる

先発の横山が5回で降板した。この間に2発を含めての5失点。 序盤は無難に通過したものの、四回に入るとカーブの制球がままに ならず、それがために直球に的を絞られて悔しい思いをすることに なった。

理由は他にもあった。横浜打線の知恵と力である。投手の攻略法 は、相手の質と特徴によって変わってもくるだろうが、横浜は横山 追い落としに右打者は中堅から右へ、左打者はその逆といった形を 取った。ポゾが中堅に打ち込めば、駒田は左へ一発といった具合。 8安打の中で引っ張った打球は2本にすぎなかった。

広島の場合は趣が違った。小桧山は最高球速が140キロに届か ず、直球はアクセント代わり。チェンジアップなど極めて遅い 変化球を両サイドに散らすといった、極め付きの軟投派。引っ張り に出れば、変化球が待ちにくい。呼吸を外された一つの理由はそこ にあったのではないか。無論、ベンチは手を尽くしたろうが、形に 出たのは木村を含めてごくわずか。

この小桧山を四回に一度は、酸素の足りない金魚のようにアップ アップさせもしたが、結果は1点止まり。降板に追いやったのは五 回途中で、木村の痛烈な投手強襲打。ここから道が開けるのではな いかとの期待も、タイプのまるで違う森中に完ぺきに矛先をかわさ れて終わった。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第9節・29日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
1 中 日 44 26 18  0 .591  ― 
2 阪 神 43 24 19  0 .558  1.5 
3 ヤクル 42 21 21  0 .500  2.5 
4 広 島 42 20 22  0 .476  1.0 
5 横 浜 43 19 24  0 .442  1.5 
6 巨 人 40 17 23  0 .425  0.5 


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