広島―阪神11回戦(阪神8勝3敗、6時20分、広島、一万七千)
阪 神002003013―9 カープ002200020―6
●…粘った広島だが、九回に力尽きた。一死一、二塁から六番手 の新人、小山田が星野に2点二塁打を打たれるなど、3点を奪わ れ、万事休した。広島は阪神戦6連敗。
広島は4―6の八回一死一塁、前田が右中間へ同点2ラン。土壇 場で追い付いた。2点を先制された広島は、三回にはディアスの適 時打などで2―2とし、四回には前田の2ランで勝ち越すなど、食 いついた。
先発の長谷川は無難な立ち上がりを見せたが、三回に捕まった。 五回には2四球から一死満塁として、マウンドを降りた。その後6 投手をつぎこんだが、八回から登板した山内がいまひとつだった。
阪神は小刻みな投手継投で広島の追撃を断ち、首位を守った。 (下手)
【写真説明】四回裏、広島二死一塁、右中間に勝ち越しの2点本塁打を放ち、打球の行方を見ながら一塁を回る前田
がっぷり四つに組んだ試合。どっちに転んでもおかしくない試 合。勝利への執念がぶつかりあった試合。土壇場でぶち壊したのは 山内だった。
両チーム、それぞれ13安打を放った激しい打撃戦。ともに小刻み な継投で、勝利の女神をほほ笑まそうとした。広島に女神がえくぼ を見せたのは2点リードの五回だった。一死満塁で左の坪井を左の 山田喜が、続く新庄をペルドモがともに空振り三振に切った。山田 喜は一軍に上げたばかり。ペルドモは野手との両刀遣い。ベンチは 気が気でなく、勇気もいっただろう。
つかんだかに見えた流れも、ペルドモが六回に捕まって阪神へ。 八回には、山内が四球をきっかけに失点。その裏、緒方の大きな当 たりは、左翼の桧山が金網から身を乗り出してスーパーキャッチ。 阪神に傾いた流れを変えたのが前田。四球の木村を一塁に置いてこ の試合、2本目の2ランで振り出しに戻した。
終盤での四球の怖さを肌で感じたはずの山内。だが、九回、先頭 に四球を与え、無死一、三塁のピンチを招いて降板。結局、3点を 失って万事休した。
このところ、調子を落としていた山内はミニキャンプで調整。こ の日の先発も長谷川に奪われた。屈辱を晴らす機会をもらいなが ら、結果は最悪だった。試合時間、四時間三十分。山内以上に、チ ームにはがっくりの敗戦である。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第12節・15日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 阪 神 56 30 26 0 .536 ― 1 中 日 56 30 26 0 .536 0.0 3 広 島 54 27 27 0 .500 2.0 4 横 浜 56 27 29 0 .482 1.0 5 巨 人 54 26 28 0 .481 0.0 6 ヤクル 56 26 30 0 .464 1.0



