ヤクルト―広島13回戦(広島7勝6敗、6時21分、神宮、一万六 千)
カープ 110120001―6 ヤクルト10030031×―8
●…広島は4本塁打を放ちながら、投手陣が乱調でヤクルトに逆 転負け。神宮では、一昨年七月から17連敗となった。
1点リードの七回、二番手の長谷川が乱れた。無死から代打の宇 佐美に四球。古田にも四球で一、二塁。代わった山田喜がペタジー ニに左中間三塁打を浴びて逆転された。後を継いだ遠藤も二死から 辻に右前に落とされた。八回にもペタジーニの適時打で点差を広げ られた。
前半は一進一退の展開。四回 に逆転を許した広島は、五回に町田の2ランで試合をひっくり返し た。流れを引き寄せかけたが、中継ぎ投手陣も踏ん張れなかった。 (天野)
【写真説明】(右)一回表、広島無死、緒方が先頭打者本塁打でプロ通算100号を達成
(左)神宮球場で17連敗。苦しい試合展開を渋い表情でベンチから見守る達川監督(後列左から3人目)ら広島首脳陣
試合開始の三時間前、JR信濃町駅から明治神宮外苑を歩いて球 場入りした。前夜の雨で木々の緑は目に優しく、「神宮の魔物」は いそうになかった。その代わり、球場の周辺の路上には開門待ちす る熱心な赤ヘルファンの姿があった。
神宮のファンは白星に飢えている。何しろ、神宮球場では一九九 七(平成九)年七月九日を最後に、勝利から見放されている。実に 16連敗。まさに「ヤクルトににらまれた広島」だが、昔は逆だっ た。七九年八月五日から八一年六月二十二日まで、神宮球場で広島 が15連勝している。そろそろ「魔物」におさらばしてもいいころ だ。
試合は、緒方の今季3本目となる先頭打者本塁打で幸先良い幕開 け。しかし、先発紀藤の調子がもうひとつ。雨が降りだした四回裏 に崩れた。指先がしっくりこなかったのか暴投あり、押し出し四球 ありで逆転を許した。五回に町田の2ランで再逆転したが、長谷川 以下の若い中継ぎ陣が踏ん張り切れなかった。
だんごレースから脱落したくないヤクルトの必死の抵抗でとうと う17連敗。それでも、八回に町田がダイビングキャッチ、九回に緒 方がこの試合2本目のアーチを放つなどナインは粘りを見せた。雨 の中、最後まで左翼席で熱い声援を送り続けたファンは必ず、勝利 の美酒を味わわせてもらえるはず。明日に期待したい。(時永彰 治)
◎セ・リーグ勝敗表(第13節・23日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 62 34 28 0 .548 ― 2 広 島 59 30 29 0 .508 2.5 3 巨 人 60 30 30 0 .500 0.5 4 阪 神 61 30 31 0 .492 0.5 4 横 浜 61 30 31 0 .492 0.0 6 ヤクル 61 28 33 0 .459 2.0



