最終回被弾 デハート起用裏目/3位転落

'99/6/27

広島―巨人12回戦(巨人7勝5敗、6時20分、広島、二万一千)


巨 人002000002―4 
カープ100001000―2 
▽勝 上原12試合9勝3敗
▽敗 ペルドモ8試合1勝1敗
▽本塁打 江藤13号@(上原)松井22号A(デハート)

●…広島は九回、デハートが松井に決勝2ランを浴び、逆転負け した。終盤までがっぷり四つの締まって展開。広島は一回、江藤の適時 二塁打で先制。1点を追う六回は江藤が同点ソロ。八回は一死一、 三塁とし、絶好の勝ち越し機を得たが、江藤が見逃し三振。金本の 痛烈な当たりもマルチネスの好守に阻まれた。

先発ミンチーは三回に5連打で逆転を許したが、失点はこの回の 2点。粘りの投球だった。四回一死二、三塁で浅井、ディアスが連 続三振。七回二死一、二塁で二塁走者ディアスがけん制死したのも 響いた。巨人は連勝で単独2位。(時永)

【写真説明】九回表、巨人一死一塁、松井(手前)に勝ち越しの2ランを浴び、打球に行方を見るデハート

球炎 美技2つに救いあり

点の入らない試合は面白くないと言うけれど、この夜ばかりは趣 が違った。プロのプレーがふんだんに盛り込まれて、見る者を引き つけずにはおかなかったろう。結果は土壇場で出た松井の一発で、 広島の黒星とくればファンも悔しいだろうが、本来なら早い時期に 試合の流れを相手側に持ち去られてもおかしくなかった。持ちこた えたのは二つの美技である。

まずは四回の一死一塁で仁志の中前に抜けると思われた打球をダ イビングでさばき、二封した東出のプレーだ。仮に一、二塁と展開 されると、流れが急変する可能性があった。次の打者は三回に連続 5安打の口火となった清水だった。美技によってミンチーの負担を 除いたことは明らか。七回の無死一、二塁ではマルティネスの痛打 を横っ跳びにこなして併殺に仕留めた江藤のプレーがあった。抜け ていると確実に失点につながっていた。

広島側にも八回の好機に金本の一打が美技に阻まれる惜しい局面 はあったが、それ以上に江藤らのプレーに底光りを感じた。この敗 戦は消すわけにいかないけれど、今後をにらんだ場合、好材料もあ った。野手のプレーは無論だが、何より苦しみ続けたミンチーが7 回を2失点で通過したのが大きい。内容からして、本人が自信につ ながるものを得たことだろう。(中村忠雄

◎セ・リーグ勝敗表(第13節終了・27日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
1中 日 65 36 29  0  .554  ―
2巨 人 62 32 30  0  .516  2.5
3阪 神 64 32 32  0 .500  1.0
3広 島 62 31 31  0 .500  0.0
5横 浜 65 31 34  0 .477  1.5
6ヤクル 64 29 35  0 .453  1.5


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